
史上初めてロシアの戦闘機2機を撃墜に成功したウクライナの海上ドローンに関する最新写真が公開された。ウクライナの現地メディア「The New Voice of Ukraine(NV)」は8日(現地時間)、対空ミサイルを搭載した海上ドローン「マグラV7」の最新の貴重な写真が公開されたと報じた。
この写真はAP通信ウクライナ支局長が6日に撮影しFacebookに公開したもので、場所は安全上の理由から公開されていない状況である。実際に公開された写真からは、洗練された姿のボートの両側に2発のミサイルが装備されているのが確認できる。このミサイルは米国とカナダが支援したAIM-9赤外線誘導ミサイルであると推定される。ウクライナ国防省情報総局(HUR)は5月、「マグラV7」のアップグレード版を公開した。「マグラV7」は航空機を含む空中目標を破壊するために製作された海上ドローンである。アップグレード版は最大650キログラムまで搭載可能であり、誘導ミサイルまたは機関銃を装備した戦闘型バージョンが存在する。
報道によると、「マグラV7」戦闘型は長さ7.2メートル、幅2.1メートルであり、最大航続距離は前作の「マグラV5」よりほぼ2倍増加した1,480キロメートルに達する。また、自家発電機を搭載した場合、最大7日間稼働可能であり、最高速度は時速72キロメートルである。
開戦以来、ウクライナ軍は非対称戦力として様々な海上ドローンを開発し、ロシア軍を圧迫している。このうち「マグラV7」の先行モデルである「マグラV5」が代表的であり、昨年末にロシアの軍用ヘリコプターを攻撃して初めて撃墜に成功した。「マグラV5」はウクライナの国営企業が開発した海上ドローンであり、その上に旧ソ連が開発した短距離赤外線誘導空対空ミサイルR-73を装備している。
特にHURは5月2日、「マグラV7」によりロシアの黒海港都市ノヴォロシースク付近を飛行していたSu-30戦闘機2機を破壊したと主張した。実際にウクライナ軍が公開した映像からは、遠くで爆発した物体が炎に包まれながら海に落下する様子が確認された。これについてウクライナ軍は当時、「マグラV7を3隻投入し、そのうち2隻が発射したAIM-9ミサイルがSu-30戦闘機2機をそれぞれ撃墜した」と明らかにしている。













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