イスラエル当局者が、イランの現政権は近い将来に崩壊する可能性が低いと判断していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が現地時間12日に報じた。

戦争開始からほぼ2週間が経過した現在も、イランの軍事・政治指導部は機能を維持したまま事態への対応を続けている。一方、国内の反政府勢力は萎縮しており、この状況を変えるには数週間から数か月にわたって戦闘が続く必要があると、イスラエル当局者はみている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が同日、イラン国民によって政権が打倒されるかどうかは確実には言えないとしたうえで、仮に崩壊しなくても大きく弱体化するだろうと述べたのも、こうした認識と無関係ではないとみられる。
イスラエル軍とイスラエル外務省も、戦争目標を比較的限定的に設定している。
イスラエルのギデオン・サール外相も11日、英字メディアのタイムズ・オブ・イスラエルとのインタビューで、軍事行動だけではイラン政権を転覆させることはできないと述べた。そのうえで、それを成し遂げるのはイラン国民自身の役割だとしつつも、戦争が終わる前にそのような事態が起きる可能性は高くないとの見方を示した。
こうした中、米国のドナルド・トランプ大統領は今週に入り、複数のインタビューで具体的な時期には触れないまま、イランとの戦争は近く終結する可能性があるとの趣旨の発言を続けている。
WSJの取材に応じた匿名の関係者によると、イスラエル側は対イラン戦をより長く継続したい考えだが、トランプ大統領が米国内世論の圧力を受け、戦争を突然終結させる可能性があることも認識しているという。
















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