
イランがドローンに加え、クラスター弾(集束弾)を非対称戦力の新たな中核に据え、イスラエル本土への圧力を強めている。迎撃網を突破しやすい兵器の特性から民間人被害が相次ぎ、イスラエル国内では心理的な限界が揺らぎつつあるとの見方も出ている。
18日(現地時間)、BBCによると、イスラエル中部の集合住宅にイラン軍が発射したクラスター弾が着弾し、住んでいた高齢の夫婦がその場で死亡した。弾は住居の天井を突き破った後に室内で爆発し、飛び散った破片が被害を広げて死傷者の発生につながった。犠牲となった夫婦は、普段から足が不自由で、空襲警報が出ても避難所へ移ることができなかったとされる。
イスラエル軍当局は、イランが最近、単一弾頭ではなく数十個の子弾をまき散らすクラスター弾の使用を増やしていると指摘した。イスラエル軍のナダブ・ショシャニ報道官は、ミサイル本体を防空網で阻止できても、空中で分散した数十個の子弾をすべて防ぐのは技術的に極めて難しいと説明し、中部の住宅地で同様の被害が相次いでいると明らかにした。
開戦19日目を迎え、米国とイスラエルの反撃も激しさを増している。イスラエル軍はイラン国内の発射台の70%を無力化したと発表したが、イランは原油価格を揺さぶる動きと非対称兵器の投入を通じて、消耗戦に持ち込もうとしている。人権団体などによると、これまでのイラン側の民間人死者は1,300人余りに達し、イスラエル側でも空襲の長期化とクラスター弾への恐怖が重なって、戦争への疲労感が限界に近づいている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、今回の戦争を地域秩序の再編につなげる機会と位置づけ、強硬姿勢を崩していない。ただ、ヒズボラとの第2戦線拡大に加え、迎撃網の隙を突くイランの非対称戦術が市民の日常を壊しており、戦争をどう終わらせるのかを問う国内の声も大きくなっているとBBCは伝えた。













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