
米国のドナルド・トランプ大統領は24日(現地時間)、イランとの戦争を巡り、イラン政権中枢の排除によって事実上の政権交代が起きたとの認識を示した。あわせて、イラン側が石油・ガス分野で重大な譲歩を行ったと明らかにした。
同日、ホワイトハウスで開かれた米国のマークウェイン・マリン国土安全保障長官の就任宣誓式で記者団の取材に応じ、「彼らはわれわれに贈り物をくれた。その贈り物はきょう届いた」と述べた。続けて、「非常に大きな価値を持つ大きな贈り物だが、それが何かはあなた方に明かさない」と語った。
この「贈り物」が何を意味するのかと問われると、「核に関するものではない。石油・ガスに関するものだ」と説明した。そのうえで、「彼らは非常に良いことをした。その贈り物によって、われわれが適切な相手と交渉していることが分かった」と強調した。
さらに、「彼らはイランがもはやいかなる核兵器も持たず、ウラン濃縮も行わないことに同意した」と主張し、「われわれは交渉で最良の立場にある」と述べた。
トランプ大統領が指した「彼ら」が誰なのかは明確ではない。文脈上はイラン政府や指導部を意味すると読める一方、自らが交渉相手としている別の勢力を指している可能性もある。
交渉には、自身のほか、米国のJ・D・バンス副大統領、米国のマルコ・ルビオ国務長官、娘婿のジャレッド・クシュナー氏、米国のスティーブ・ウィトコフ中東担当特使が関与していると説明した。
また、「われわれは現在交渉中だ」としたうえで、「ミサイル1発で発電所を破壊することもできたが、交渉中であることを踏まえて見送った」と述べた。
イラン側に伝えた要求条件については、「第一に、第二に、第三に、彼らが核兵器を持てないということだ」と発言した。さらに、「事前に詳しく話したくはないが、彼らは決して核兵器を持たないことに同意した」と重ねて主張した。
とりわけ、「われわれは彼らの指導部を全員殺害した。いま、イランには新たな集団ができた」と述べ、「われわれはその集団と向き合っており、彼らが誰なのかは近く明らかになる」と語った。
加えて、直前の最高指導者だったアリ・ハメネイ師を含むイラン政権の中枢人物を排除したことに触れ、「われわれは実際に政権を交代させた。これは政権の変化だ」と訴えた。
トランプ大統領は「この戦争は近く終わらせる」と述べ、「われわれはこの戦争に勝った。戦争の継続を望んでいるのは主流メディアのフェイクニュースだけだ」とも語った。
同盟国がホルムズ海峡での対イラン軍事作戦に参加することを望むかとの質問には、「少しは望む」と答えた。一方で、「NATO(北大西洋条約機構)にはもっと求めたい」とも話した。













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