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「5分充電で500kmも楽々」…中国製EVが「秒速充電」で技術を誇示

織田昌大 アクセス  

「5分充電で500km走行も楽々」…中国の電気自動車、モーターショーで技術力が「爆発」

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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世界最大規模の自動車展示会「第21回上海国際自動車産業博覧会(上海モーターショー)」開幕初日の23日、中国EV最大手BYDのブースには最も多くの来場者が押し寄せた。ブース内は来場者で足の踏み場もないほどの混雑ぶりで、この日午前11時40分(現地時間)に予定されていた発表会には数百人の報道陣が殺到した。

登壇したBYD王朝オンライン販売事業部の総経理ルー・ティエン氏と、BYD海洋オンライン販売事業部の総経理ジャン・ズオ氏の発言に、全員が耳を傾けた。「中国ブランドとしてBYDが世界の中心に立った」というルー氏の言葉に拍手喝采が沸き起こり、初公開された新車には次々とフラッシュが焚かれた。中国の「電気自動車台頭」を牽引する世界首位の電気自動車メーカーの威容が如実に表れていた。

BYDがこの日の上海モーターショーで新車以上に強調したのが、「メガワット(MW)超高速充電器」だ。わずか5分の充電で400km(乗用車基準)の走行が可能だという。その秘密は、シリコンカーバイド(SiC)と呼ばれる電力半導体を使用し、電気自動車の電圧を大幅に引き上げたことにある。SiCは、大多数の電気自動車が使用するシリコン(Si)ベースの電力半導体よりもエネルギー損失が少なく、高温・高電圧環境下でも効率が高い。米テスラのスーパーチャージャーが15分の充電で320kmの走行距離を提供する点と比較すると、画期的な成果だと評価されている。

中国のビッグテックを代表するファーウェイも、この日ブースの一角に超高速電気自動車充電器を展示した。現場で取材したファーウェイの社員は、「エネルギー貯蔵装置(ESS)が付いているのが強み」とし、「大型トラックの場合、15分の充電で全体の90%まで充電可能だ」と説明した。ファーウェイは、2023年末に電気自動車充電市場への参入を表明し、中国の11社の自動車メーカーと提携してきた。

世界最大手バッテリーメーカーの中国CATLは、今回のイベントで次世代バッテリー技術「神行(Shenxing)」を公開した。充電速度を向上させた新技術で、5分の充電で520kmの走行が可能だとCATL側は説明している。また、今年下半期中に次世代ナトリウムイオンバッテリー「ナクストラ」の量産を開始する予定だと発表した。ナトリウムイオンバッテリーは、従来のバッテリーよりも走行安定性が大幅に向上するのが強みだ。

今回のモーターショーでも中国の電気自動車メーカーの強さが際立った。

BYDは大型スポーツユーティリティー車(SUV)の「ダイナスティD(王朝)」と「オーシャンS(海洋)」コンセプトカー、1000万円優に超える高級SUV「仰望(Yangwang)U8L」など7車種を新たに発表した。NIOは電気セダン「ET9」を披露し、NIOの大衆向け電気自動車子会社であるfireflyは11万元(約216万4,217円)の新車を発売した。吉利汽車傘下のブランドであるZeekr、Lynk & Co、Galaxyなども新車を公開した。

一方、米国の電気自動車を代表するテスラは不参加だった。中国で開催されたモーターショーに3回連続で参加していない。テスラが中国市場で苦戦しているためではないかとの見方が出ている。テスラは先月、7万8,828台の中国生産電気自動車を販売した。これは1年前と比べて11.5%減少した数字だ。米国発の「関税戦争」の影響で、今月に入り米国から輸入販売していたモデルS・モデルXの中国国内新車販売を中止した。

この日から来月2日まで、上海国家展示コンベンションセンターで開催される上海モーターショーには、計26カ国・地域の自動車メーカー70社余りが参加し、100車種以上の新モデルを公開した。

一方、中国製電気バスの輸入額が昨年、過去最高を記録し、韓国国内市場への浸透が加速していることが明らかになった。中国製に比べて価格競争力で劣る国内の電気商用車市場を保護するための措置が必要だとの提言が出ている。

関税庁の輸出入統計によると、昨年の中国製電気バスの輸入額は2億5,522万ドル(約365億8,434万円)を記録した。これは2023年の2億3,114万ドル(約331億5,011万円)と比べて10.4%増加した数字で、過去最高となる。

中国製電気バスのシェアも上昇傾向にある。昨年、産業通商資源部貿易委員会が委託した産業競争力調査報告書によると、2021年に33.2%だった中国製電気バスのシェアは2023年には50.9%まで上昇した。昨年は再び36.6%にシェアが低下したものの、依然として高水準を維持している。特に2023年には中国製電気バスの導入台数1,372台が国産の1,321台を上回る事態も起きた。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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