
ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」は12月12月18日、ロシアがイッテルビウムイオンを用いた初の70量子ビットの量子コンピューターの試験を完了したと発表した。
報道によると、レベデフ物理学研究所(LPI)の研究チームが発表したこの量子コンピューターは、同社が主導するロシアの量子コンピューティング・ロードマップ・プロジェクトの進捗を確認する検証実験において、その性能を実証することに成功したという。
LPIは今回の試験について、ロシアにおける量子コンピューティング研究の重要な進展であると位置づけており、様々な課題の解決や、産業全般にわたる新たな応用分野の開拓につながる可能性があるとしている。
LPIはさらに、ロシアが2030年までに、高度な誤り訂正技術と複雑な量子アルゴリズムを用いて、実際の産業上の課題を解決する中規模の量子コンピューターを開発する計画であると付け加えた。













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