
EXOのユニットCBX(ベクヒョン・シウミン・チェン)と所属事務所SMエンターテインメント(SMエンタ)との間での契約履行を巡る、6億ウォン(約6,355万円)規模の民事訴訟に関する調停手続きが本格的に始まる。
法曹界によれば、ソウル東部地方裁判所第15民事部(裁判長:チョ・ヨンレ部長判事)は、23日午後2時45分にCBXとSMエンタ間の初回調停期日を開催する。
裁判所は先月1日、SMエンタがCBXメンバーを相手取り提起した契約履行請求訴訟および、CBXメンバーがSMエンタを相手取り提起した精算金請求訴訟を調停に付した。訴訟額は6億ウォン(約6億3552万円)である。
CBXメンバーは2023年6月、SMの不当な長期契約と不透明な精算を訴え、法的対応を予告していた。独立レーベルINB100設立後も対立が続いていた。SMエンタは昨年6月、CBXを相手に契約履行請求訴訟を提起している。
SMエンタは、CBXが個人法人を通じて個人活動を行い、IP使用等の名目で売上の10%をロイヤリティとして支払うことに合意したが、これを履行しなかったと主張している。これに対し、CBX側は以前、所属事務所の関係者と投資会社の代表が記者会見を開き、契約内容が不当であると訴えていた。
その後、SMエンタは昨年ソウル東部地方裁判所に契約履行請求訴訟を提起。これに対し、CBX側はSMエンタを相手に金銭請求の反訴を提起した。
これとは別に、CBX側はソウル城東警察署に対し、SMのイ・ソンスCAO(Chief A&R Officer)とタク・ヨンジュン共同代表を、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律(特経法)に基づく詐欺容疑で告訴・告発した。CBX側は告訴・告発状において、SMが音楽配信会社カカオに手数料率5.5%を適用することを約束しながらこれを守らず、CBXメンバーの個人活動で発生した売上の10%を不当に得たと主張している。
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