
起訴された女優ファン・ジョンウムが、会社の資金約43億ウォン(約4億5,982万3,000円)の横領疑惑に対し執行猶予判決を受け、涙を流した。
25日、済州地方裁判所刑事2部(イム・ジェナム部長判事)は、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反(横領)の疑いで起訴されたファンに対し、懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡した。
当日、執行猶予判決が下されると、ファンは涙を流した。その後、法廷を後にする際にも、涙ながらに取材陣に対し「ご心配をおかけして申し訳ありません」と述べた。
さらに「これまでの人生で警察署に行ったことがなかったので、こうした経験は初めてであり、判決を聞いて涙が出てしまいました」と付け加えた。
ファンの弁護人は、判決について「裁判所の決定を尊重します」とコメントした。
ファンは2022年初頭頃、訓民正音エンターテインメントが借り入れた資金のうち約7億ウォン(約7,416万5,000円)を仮払金名義で受け取り、暗号資産への投資などを通じ、会社の資金約43億4,000万ウォン(約4億5,982万3,000円)を横領した疑いで起訴された。
横領した金額のうち約42億ウォン(約4億4,499万円)は仮想通貨に投資され、残りは固定資産税や地方税の納付、クレジットカード代の支払いなどに充てられたとされている。
当該芸能プロダクションは、ファンが株式の100%を所有する同族会社であり、所属タレントはファンのみだった。
起訴されたファン側は、公訴事実をすべて認め、今年6月5日に訓民正音エンターテインメントから仮払金として引き出した全額を返済し、関連資料を済州(チェジュ)地方裁判所に提出したとされています。これを受け、検察は先月の結審公判でファンに懲役3年を求刑していました。
当日、裁判所は「被告人が投機的投資や高額な個人用品の購入に充てた被害額が大きく、罪責は軽くない」としながらも、「被害を受けた会社は被告人一人の会社であり、損害が生じても被告人に限られること、横領した金額を全額返済したこと、初犯であることなどを考慮した」と判示しました。
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