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「前妻への賠償金300万円で決着済み」のはずが…10年経っても消えない「不倫の影」が子供を追いかける

平野大地 アクセス  

不倫家庭で育つ子供への偏見

10年前に不倫相手だった男性と結婚し家庭を築いた女性が、自分の子供にまで「不倫」のレッテルを貼られる現状に不満を抱いている。

先月26日、韓国の人気オンラインコミュニティ「ネイトパン」に「親が不倫なら子供にも罪があるのか?」というタイトルの投稿が寄せられた。

投稿者の既婚女性Aさんは「夫とは10年前、不倫関係で出会った」と切り出した。さらに、「7年前の訴訟で前妻に3000万ウォン(約320万円)の賠償金を支払い、養育費は経済的に厳しくて未払いだが、特に連絡は来ていない」と付け加えた。

Aさんは「(夫と前妻の離婚)訴訟後に交際して結婚したので、普通の『恋愛からの結婚』だと思う。罪の償いもした」と述べた。夫とは「不倫」の関係で出会ったが、前妻との「離婚後」に本格的に交際を始めたため、自分たちは通常のカップルと同じく「恋愛を経て結婚」したと主張している。

問題は、Aさんが同い年の子どもを持つ親しい友人に「子ども同士が仲良くなって親戚になれたらいいね」と冗談交じりに言ったことがきっかけで起きた。

Aさんは「その友人は優しい性格で、育児も上手く、経済的にも安定している」と説明し、「職業も良く、結婚生活も順調なので、こんな家庭にうちの子が嫁げたらいいなと思って言っただけなのに、友人が真顔で『うちの子を君の子と?』と返してきた」と打ち明けた。

前妻との離婚後に作ったのに…

続けて、「その場で頭に血が上って口論になったが、その時、友人から『あなたたち夫婦の血が流れている子どもとは関わりたくない』と言われた」と明かした。そして、「夫が前妻と離婚する前に子どもを作ったわけでもなく、これだけ時間が経っているのに、何が問題なのか理解できない」と困惑した様子で語った。

夫との不倫が非難されるべき行為であることは認めつつも、「前妻との離婚訴訟後、約3,000万ウォンの和解金を支払い、問題はすでに解決している。その後に築いた新しい家庭で生まれた子どもに対して『不倫』という烙印を押す友人の態度は理解できない」と主張している。

Aさんは「子どもはみんな同じ子どもではないのか。親が不倫で出会ったら、子どもにも罪があるというのか」とネットユーザーに意見を求めた。

この話を知ったネットユーザーたちは「3,000万ウォンの賠償で罪を償ったと考える姿勢こそ問題だ」、「親のモラルが欠けていると、子どもまでその影響を受ける」、「このような結果を想像せず不倫したのか」、「親戚になる相手が不倫で結ばれたと知ったら、誰が結婚を認めるだろう」といった批判的な声を上げた。

平野大地
editor@kangnamtimes.com

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