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小学6年生の息子がいじめの加害者に、頬を叩いた父親のしつけ方法に賛否両論の声が上がる

平野大地 アクセス  

いじめ加害者の小6息子、頬を叩いた夫のしつけは正しいのか

夫のしつけ方に納得できない母親がネットユーザーに意見を求めた。

韓国の社会人向けオンラインコミュニティ「Blind」に「夫が息子の頬を叩いた」というタイトルで、小学6年生の息子を持つ女性Aさんが投稿を寄せた。

Aさんは「夫が怒りに任せて教育が必要だと言いながら息子の頬を何度も叩いた。これが正しいのか自信が持てない」と打ち明けた。

Aさんによれば、息子は最近、学校でいじめの加害者の一人になっていたという。Aさんは「いじめを主導した中心人物ではなく、3番目くらいの位置づけ」と説明した。さらに、「いじめを受けた生徒が怒りのあまり自分の腕で窓ガラスを叩き割り、腕に複数の裂傷を負って数針縫う事態に至った。教室内には血が滴り落ちるほどだった」と述べた。

Aさんはすぐに夫と共に学校へ行き、深く謝罪した上で、被害者の治療費を全額負担したという。その後、しつけ方法について悩んでいたAさんに対し、夫が「自分が話をする」と言い出し、息子の頬を何度も叩いたという。

このしつけ方法について「これが正しいのかわからない」と述べ、「叩かれても仕方ない」と「それでもこれは違う」の2つの意見を挙げてネットユーザーに意見を求めた。

投票で「叩かれても仕方ない」が多数派、警察庁のしつけ判断ガイドラインも注目

午後3時の時点で9,272人が投票に参加し、96.7%(8,962人)が「叩かれても仕方ない」と回答。「それでもこれは違う」と答えたのは3.3%(310人)にとどまった。

ネットユーザーからは、「3番目の主導者という表現がふざけている」、「しっかりと教育してほしい」、「投稿者自身の態度に腹が立つ」、「被害者の立場で考えるべき」といった意見が寄せられた。

一方、家庭内のしつけの範囲に関する議論が続く中、韓国の警察庁国家捜査本部は先月9月、「家庭・学校内の児童虐待およびしつけ判断ガイドライン」を発表した。

このガイドラインでは、裁判所の判決や検察の処分、警察の不立件事例など172件を15の基準で分類し、家庭・学校・保育施設の場面ごとに、しつけと虐待の判断基準や捜査の着眼点を説明している。

ガイドラインによると、3歳の息子が歯磨き中に大声を出したことに怒り、左頬を1回叩いた父親Bさんについては、裁判で児童虐待の有罪判決が下された。

裁判所はBさんに対し、「実父として子どもを保護し育てる義務があるにもかかわらず、感情を抑えられず身体的・精神的虐待行為を行った」と指摘した。

一方、車内で言うことを聞かず物を投げ捨てた子どもを2回叩き、車から降ろした母親Cさんについては、不起訴処分が下された。

検察は、子どもが先にCさんの髪の毛を掴んだため、これを離させる目的で手で2回叩いた行為は、育児における適切なしつけの範囲内と判断し、不起訴処分とした。

平野大地
editor@kangnamtimes.com

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