メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「1万人に1人の難病」脳卒中と誤診された「片麻痺性片頭痛」の症状とは?

荒巻俊 アクセス  

引用:ザ・サン
引用:ザ・サン

レオナ・ハグリーブス(26)氏は昨年、脳卒中の疑いのある症状を経験した。突然左目が見えなくなり、身体の左側に力が入らず、言葉がもつれて死ぬかもしれないという恐怖感が押し寄せてきたのだ。誰もが脳卒中だと思ったが、検査結果は片頭痛だったという。

英紙「ザ・サン」によると、レオナ氏の診断名は片麻痺性片頭痛(hemiplegic migraines)である。片麻痺性片頭痛は脳卒中と類似の症状を引き起こすという。3ヶ月経った今でもレオナ氏は、2〜3週間に一度、激しい片頭痛を経験している。彼女は「通常の偏頭痛は1日ほどで消えると思われているが、私が経験する片頭痛は長い時で1週間近く続く」と説明した。

一度片頭痛が起きると筋肉が弱まり、杖を使わなければ歩けないという。レオナ氏は「もうフルタイムで働くことができず、友達に会うために家を出ることも難しい」と語った。彼女は、13歳の時に初めて片頭痛を経験したのだが、当時も左目の視界がぼやけたという。時間が経つにつれ片頭痛は消え、その後10年間は片頭痛に悩まされることなく生活をしていたのだが、昨年10月に再び症状が現れたという。

勤務時間を週3日に減らさなければならないほど日常生活が困難になったが、レオナ氏はこれを乗り越えようという強い意志を示した。現在、彼女はロンドンにある国立片頭痛センターで症状管理に役立つさまざまな治療法を試みている。

1万人に1人が経験

片麻痺性片頭痛は片頭痛の一種で、片頭痛の症状に加え、身体の片側の筋肉が弱まる症状を引き起こす。筋肉の弱化は通常、片頭痛の前兆段階で発生し、感覚や視覚、言語の変化を伴うこともある。片麻痺性片頭痛には遺伝的要因と関連がある「家族性片麻痺性片頭痛」と、家族歴や遺伝的関連がない人に無作為に発生する「散発性片麻痺性片頭痛」がある。家族性片麻痺性片頭痛は通常、染色体優性で遺伝することが知られており、これに関連して3つの遺伝子変異が確認されている。

レオナ氏が経験したように、片麻痺性片頭痛は脳卒中と似た症状が現れる。身体の片側の筋肉が弱まり、ピカッと光る何かが見えたり、複視など視界に変化が現れ、顔や四肢に感覚がなくなり、話すのが難しくなるなどの症状だ。これらの症状は通常1時間から数日間続くが、稀に4週間近く続くこともある。

研究によれば、片麻痺性片頭痛は1万人に1人の確率で現れると推定されている。治療は他の片頭痛と同様に、患者の病歴や個々の症状を考慮して薬物で症状を軽減することができる。片頭痛の症状は、通常数日後には完全に消えるが、稀に数週間続くこともあり、精神的、身体的に大きな負担を与えることがあるため、適切な治療を受ける必要がある。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「社員はネズミ、上層部はネズミの卵!?」中国企業の異常すぎる“企業文化”に批判殺到
  • 「ゴミ箱の鶏肉」を揚げて50円で販売…フィリピンの“中古チキン”にSNS大ショック
  • 身体を張った“実証実験”が悲劇に…ロシア人トレーナー、極端増量の末に急死
  • 「他者の最期を見届けてきた男」ディグニタス創設者、‟自ら選んだ死”で人生に幕
  • 「南海トラフがついに限界か」小さな前震すら出ない“最悪の兆候”
  • 「仕事でイライラして...」ペットボトルに“自分の尿”を入れ、コンビニに陳列!購入客の通報で26歳男を逮捕

こんな記事も読まれています

  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
  • EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
  • 「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
  • 「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
  • 【テック株急伸】ニューヨーク市場で3指数が一斉上昇…インテルは8.6%の急騰!
  • 「ガザ全域に空爆」…イスラエル軍の攻撃で民間防衛隊が救助要請、国連が‟緊急救助作戦”に踏み切る
  • 踏み間違え暴走で4人死傷…“事故5回”の85歳に求刑3年6カ月、揺れる高齢運転の是非
  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み

こんな記事も読まれています

  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
  • EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
  • 「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
  • 「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
  • 【テック株急伸】ニューヨーク市場で3指数が一斉上昇…インテルは8.6%の急騰!
  • 「ガザ全域に空爆」…イスラエル軍の攻撃で民間防衛隊が救助要請、国連が‟緊急救助作戦”に踏み切る
  • 踏み間違え暴走で4人死傷…“事故5回”の85歳に求刑3年6カ月、揺れる高齢運転の是非
  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み

おすすめニュース

  • 1
    愛犬を救うため“殴り合い”へ…男とカンガルーの衝撃バトル、再びネット騒然

    フォトニュース 

  • 2
    「中国の妨害にも負けず!」浜崎あゆみ、“無観客ライブ”敢行「忘れられないステージに」

    エンタメ 

  • 3
    米国、麻薬船2次攻撃で“戦争犯罪”疑惑浮上!ヘグセス長官の“全員殺害指示”報道で党内亀裂

    ニュース 

  • 4
    「投資家の避難先か、プーチンの武器庫か」...金が“戦争”を動かす!世界が知らぬ金の“二面性”

    ニュース 

  • 5
    知らぬ間に家族を危険に…“水切りカゴ”が最悪の汚染源になるワケ

    ヒント 

話題

  • 1
    「自衛隊、NATO訓練に初参加!」 空挺部隊司令官自ら降下、米英伊と“共同作戦”

    ニュース 

  • 2
    「プーチンの空騒ぎか?」終戦交渉前に“ポクロフスク占領”誇示も実態は不明

    ニュース 

  • 3
    「ロシア面目丸潰れ!」安価なウクライナ製“スティング”がロシア“最新兵器”を撃墜

    ニュース 

  • 4
    「ビットコイン大暴落再来か」...1日で6%急落、史上最高値から“30%超”の損失!

    ニュース 

  • 5
    「新たな戦火の予兆か」リトアニアの“報復ドローン”がベラルーシ領空を侵犯

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]