メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

170年前の伊賀上野地震、奈良の観音寺で被害記録の古文書が出土 1000人超の犠牲を詳細に記す

梶原圭介 アクセス  

引用:聯合ニュース 
引用:聯合ニュース 

1,000人以上が犠牲となった170年前の大地震の際の混乱を生々しく記録した古文書が発見されたと、読売新聞が22日に報じた。

奈良大学は、幕末期に三重県と奈良県一帯を襲った伊賀上野地震の被害を記した古文書が、奈良県山添村の観音寺で見つかったと発表した。伊賀上野地震は1854年7月9日、現在の三重県伊賀市付近を震源として発生したマグニチュード7規模の地震だ。三重・奈良・滋賀県を中心に周辺地域を含め1,000人を超える死者が出たとされる。奈良県だけでも約280人が死亡し、700~800棟の家屋が全壊したと伝えられている。

新たに発見された古文書は、地震による被害を京都の総本山「仁和寺」に報告する内容だ。線で消された部分などがあることから、下書きと見られると読売新聞は説明している。古文書には「本堂と庫裏(寺院内の僧侶の生活及び事務施設)の屋根瓦は残らず落ちた」、「建具や柱の大半も裂けたり傾いたりした」、「蔵や長屋(複数の空間を一列に連結した建物)といった周辺施設は、石垣が崩れて残らず瓦礫になった」、「本尊だけはすぐに駆けつけ、運び出したため、損傷がなかった」といった記録が残されている。

余震は地震発生から約1週間続き、2ヶ月後も1日7~8回の揺れがあったことが記されている。筆者は「当惑して報告が遅れた」と釈明している。今回の発見は、山添村教育委員会と奈良大学史学科の研究チームが2015年から実施してきた共同調査の成果の一つだ。観音寺に保管されていた江戸時代(1603~1868年)から近代までの古文書369通から、伊賀上野地震に関する記述が見つかった。研究チームの関係者は「被災当時の混乱が生々しく伝わる貴重な史料だ」と評価している。

伊賀上野地震が発生した1854年は、日本の災害史において注目すべき年だ。同年12月末には南海トラフを震源とする安政東海地震と安政南海地震が相次いで発生した。日本史上最も破壊的な地震と評価されるこの二つの地震の規模は、現在の基準でマグニチュード8.4程度だったと推定されている。

梶原圭介
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 40代の中国人、韓国で警察官をバイクに引きずって逃走!?無免許運転の摘発がきっかけ
  • 「生きているみたい」なでると反応するアクセサリーロボ「ミルミ」誕生
  • アダルト女優とも…「不倫520回」した夫を病院へ連れて行った妻「それでも離婚しない」理由とは
  • 「夫は私を満足させられない」息子の友人を自宅に呼び…アメリカで起きた事件の全貌
  • 「全員裸だった」バンコクのホテルで集団パーティー摘発、SNS有料会員制の実態
  • 「進化か、滅亡か」ホッキョクグマ、温暖化で“遺伝子を書き換え始めた”

こんな記事も読まれています

  • 「このまま中国車になるのでは?」 フォルクスワーゲン、欧州を離れ中国集中へ
  • 「家族もEVも諦めない」新型GLBが示したベンツの覚悟
  • メルセデス・ベンツCLAが電動化へ、600km航続と5分充電が示す次の一手
  • 「まだ終わらせない」トヨタの切り札GR GT、V8ハイブリッドが選ばれた理由
  • 「米軍が動いた…」特殊作戦部隊がカリブ海に集結、トランプ政権は軍事行動に踏み切るのか
  • 「やはり中国は邪魔だった」米国、中国製半導体に追加関税──不合理な“産業支配”に鉄槌
  • 「最高の部品は、部品がないことだ」マスクの信念がモデル3安全問題を招いた
  • 「搭乗者全員死亡」リビア軍参謀総長搭乗の専用機、トルコで爆発か──帰国中の惨事

こんな記事も読まれています

  • 「このまま中国車になるのでは?」 フォルクスワーゲン、欧州を離れ中国集中へ
  • 「家族もEVも諦めない」新型GLBが示したベンツの覚悟
  • メルセデス・ベンツCLAが電動化へ、600km航続と5分充電が示す次の一手
  • 「まだ終わらせない」トヨタの切り札GR GT、V8ハイブリッドが選ばれた理由
  • 「米軍が動いた…」特殊作戦部隊がカリブ海に集結、トランプ政権は軍事行動に踏み切るのか
  • 「やはり中国は邪魔だった」米国、中国製半導体に追加関税──不合理な“産業支配”に鉄槌
  • 「最高の部品は、部品がないことだ」マスクの信念がモデル3安全問題を招いた
  • 「搭乗者全員死亡」リビア軍参謀総長搭乗の専用機、トルコで爆発か──帰国中の惨事

おすすめニュース

  • 1
    「角膜も3Dプリントで作れる!?」イスラエルで歴史的手術、“人工角膜移植”で失明患者が視力回復!

    ニュース 

  • 2
    「家族は私たちが守るニャ!」小さな飼い主の“笑顔”のために...いつも寄り添う犬猫に世界がほっこり

    フォトニュース 

  • 3
    「1日2本でも危険!」少量喫煙でも“死亡リスク”60%増...禁煙こそが“最善策”

    ライフスタイル 

  • 4
    デビュー22年目の初快挙――人気アイドル出身歌手キム・ジェジュン、芸能大賞で優秀賞を受賞

    エンタメ 

  • 5
    「強硬に出ればそれが最後だ!」トランプ、マドゥロ政権に警告、原油封鎖で“体制転換”圧力全開

    ニュース 

話題

  • 1
    脳の健康を保ちたいなら”1日10分”これをやれ!脳専門医が推奨

    フォトニュース 

  • 2
    「最先端のはずが」...停電でロボタクシーが集団フリーズ!サンフランシスコ交差点が“巨大駐車場”に

    ニュース 

  • 3
    クリスマスソング旋風の中でも揺るがず…21世紀ポップアイコン テイラー・スウィフト、ビルボード首位を死守

    エンタメ 

  • 4
    新年はfromis_9と共に――ファンの声に応えた特別な2日間❄アンコール公演「NOW, TOMORROW.」開催決定

    エンタメ 

  • 5
    「私とは全く関係ない」芸能界に広がる“注射おばさん”疑惑、コメント欄の疑問に率直回答

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]