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「大学に行かなくても高収入」アメリカのZ世代「肉体労働系技術職」の人気が急増、一体いくらもらえるのか?

荒巻俊 アクセス  

海外メディア「フォーチュン」は、アメリカのZ世代がもはやホワイトカラーを志向せず、技術職に関心を向けていると今月2日(現地時間)に報じた。2024年にザ・ハリス・ポールが「Intuit Credit Karma」のために実施した調査によると、アメリカ人の約78%が若い世代は肉体労働を伴う技術職により多くの関心を示していると回答したという。

フォーチュンは、大工や電気技師などの技術職が高収入を得られるだけでなく、自営業になる可能性もあることから魅力的に感じられていると説明している。さらに、大学の学生ローンに悩まされることなく高い給料が得られる点も魅力であるとされる。

25歳から34歳の大卒資格のない若い男性の間では、肉体労働を必要とする職業への人気が高い。アメリカでトラック運転手は年間6万2,000ドル(約930万892円)から10万1,000ドル(約1,515万1,454円)を稼ぐことができる。

建設作業員は最大6万2,000ドル(約930万892円)を稼ぎ、現場監督は5万6,000ドル(約840万806円)から9万4,000ドル(約1,410万6,141円)の年収を得ている。

最も興味深い職業は料理人だ。専門シェフは年収最大17万3,000ドル(約2,596万1,303円)まで稼ぐことができ、学位も不要だ。レストランの厨房で料理人としてキャリアをスタートし、経験を積むことで年収約4万7,000ドル(約705万3,070円)を稼ぐことができる。

「ピュー研究所」によると、学位なしで働く男性に最も人気のある職業上位5つは、△運転手・販売員およびトラック運転手 △建設作業員 △貨物取扱いおよび一般労働者 △販売職の現場監督 △料理人および調理師である。

男性とは対照的に、女性は厨房ではなくホールで働くことが多い。ピュー研究所の調査によると、大卒資格のない若い女性に人気の高い職業上位5つは、△顧客サービス担当 △看護助手、精神保健および在宅介護助手 △販売職の現場監督 △レジ係である。

顧客サービス担当は年間最大5万6,000ドル(約840万806円)を稼ぎ、レジ係は5万ドル(約750万3,266円)、ウェイトレスは6万6,000ドル(約990万4,312円)を稼ぐことができる。

アメリカのZ世代は、高騰する大学の学費と学生ローン負債により、大学に対する見方が否定的に変化している。このため、若者たちは職業学校に目を向けている。アメリカの国立学生情報センターによると、2023年に職業教育を中心としたコミュニティカレッジの入学率が16%増加したという。

建設関連の専攻者は23%増加し、空調制御システム(HVAC)プログラムの登録も7%増加した。2023年、アメリカで最も急成長した職業は風力タービン技術者で、年収は最大10万3,000ドル(約1,545万6,729円)に達する。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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