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世界最古級の「ハチ化石」が発見 2億3,000万年を超えて明かされた進化の証拠とは

有馬侑之介 アクセス  

引用:山口県美祢市教育委員会
引用:山口県美祢市教育委員会

読売新聞の17日付報道によると、山口県で2億3,000万年前にあたる中生代三畳紀後期のハチの化石が発見され、その進化過程が明らかになった。

山口県美祢市教育委員会は同県大嶺町の地層から三畳紀後期にあたる2億3,000万年前のハチの化石4点を確認したと発表。三畳紀後期は爬虫類や昆虫、植物などさまざまな生物が繁栄した時代であった。

発見された4点の化石はすべて世界最古のハチの化石であり、そのうち1点は全身が保存された貴重なものだ。これらの化石は1987年から1990年にかけて発掘された6,000点以上の化石の中に含まれていた。

ハチの体長は最大1.7cmで、4点すべてが現在も国内に生息するナギナタハバチ科に分類されると、教育委員会は説明している。そのうち2点はハチの毒針へと進化したと考えられる「産卵管」を備えていることが調査で明らかになった。本来、すべての雌の働きバチは産卵管を持っていたが、巣の防御のためにその代わりに毒針を持つようになったとされている。

今回研究に参加した仏・パリ古生物研究センターの大山望研究員は「ハチの進化の初期段階を示す重要な化石」と評価し、「ハチの進化過程を解明するための貴重な証拠となる」とコメントした。美祢市は今後、この化石の一般公開を検討している。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

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