メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「臭いもなくなり、金もかからず」愛犬の死に涙する妻への冷たい一言が引き金に…増え続けるペットロス症候群の実態

川田翔平 アクセス  

引用:gettyimages
引用:gettyimages

愛犬を亡くした女性が深い喪失感に苦しみ、夫の無神経な発言をきっかけに離婚を決意した。

韓国・YTNラジオ『チョ・インソプ弁護士の相談所』は最近、ペットロスに悩むAさんの事例を紹介した。

結婚3年目のAさんは、結婚前から愛犬を家族同然に育ててきた。「愛犬を何よりも大切にし、献身的に世話をしていた」と語るが、最近、その愛犬が亡くなり、深い悲しみに襲われているという。

Aさんによれば、当初は慰めていた夫が、Aさんが愛犬の話をするたびに涙を流す姿を見て、「犬一匹が死んだだけで大げさではないか。犬がいなくなったことで、臭いもなくなり、お金もかからず、むしろ良いことだ」と言い放ったという。

その言葉を聞き、Aさんは怒りを抑えきれず、大喧嘩に発展。

その後、夫は「今まで、俺より犬を優先していたのではないか」と言い残し、そのまま家を出て行った。1か月後に戻ってきた夫は謝罪したが、現在もAさんとは別居しているという。

家族や親しい友人を失った時の悲しみに匹敵

Aさんの症状は、大切にしていたペットの死後に現れる抑うつ感や虚無感、自責の念が特徴であり、これはペットロス症候群と呼ばれている。

近年、ペット飼育人口の増加に伴い、ペットを亡くした後にペットロス症候群を訴える人が増えている。多くの人々は、ペットの死による悲しみを家族や親しい友人を失った時と同じような深い悲しみとして感じているのだ。

韓国・慶北(キョンブク)大学病院精神健康医学科のチョン・ウンソン教授の研究チームは、2023年にペットを見送った137人の飼い主のうち、76人(55%)が悲嘆反応評価(ICG)において中等度基準点(25点)を超えるスコアを記録したと発表した。また、ペットの葬儀市場は2021年から毎年約30%の成長を見せており、ペットロス症候群への対応として、各地で心理カウンセリングプログラムが導入されている。

研究チームは「ペットを失った悲しみは、一般的な死別の範疇を超え、長期にわたる心理的な不適応を引き起こす」と指摘している。

専門家によれば、ペットが亡くなった後の悲しみが6か月以上続く場合、うつ病に進行するリスクが高まるため、早めの治療が必要だと警鐘を鳴らしている。

ペットロス症候群の主な症状は、感情的反応と行動的反応に分けられる。感情的反応としては、△現実否定(現実逃避)、△涙もろさ、△精神的混乱、△不眠、△食欲不振、△怒り、△罪悪感、△孤独感、△抑うつ感などがあり、これらはペットの死後に顕著に現れることが多い。さらに、ペットが亡くなる前の姿や行動を繰り返し思い出すことが、感情的反応を強める要因となっている。

行動的反応としては、△ペットとの思い出が詰まった物に執着し、それをそばに置いたり、捨てられないことがある。一方で、△思い出の品を避けるため、意図的にそれらを見ないようにするなど、回避行動が現れることもある。

ペットロス症候群を乗り越えるためには、まずペットの死を受け入れることが大切だ。人間とは違い、ペットの寿命は限られており、避けられない別れであることを飼い主は理解する必要がある。ペットを迎える際には、そのペットが先に逝ってしまう可能性があることをあらかじめ心に留めておくことが重要なのだ。

さらに、自責の念を抱え込まず、周囲の人々と悲しみを分かち合うことが大切だ。悲しみを無理に抑え込まず、しっかりと感じて懐かしむことで、その悲しみを乗り越える力になることがある。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「6歳児の銃撃で…」元教師に15億円の賠償命令
  • 「40年の謎がついに解明!」史上初、超巨大ブラックホールの“ペア”を鮮明画像化 1万年後には合体か?
  • 【疑問】隕石が「あなたを直撃」する確率、交通事故での死亡率を超える?
  • コーヒー名は「台湾は本来戻るべきだ」…“人民”の名を掲げたカフェ、愛国演出が行き過ぎた
  • 「家の下に金貨が!」発見者も驚愕、“庭の王室財宝”が約9,500万円に
  • 「行けばサーカスになる」ロナウド、ジョタとの最後の大会を語り“信じたくなかった現実”

こんな記事も読まれています

  • 「究極の10台」モーターショーより熱い、メーカーと職人が激突する2025年SEMAショー
  • 「殺傷武器と化した偽エアバッグ」、中国製偽エアバッグを警告
  • 「カムリ史上最も攻撃的」トヨタの新しい実験、GT-Sが目指す次の章
  • 「20年ぶりの逆襲」日産SUV系の誇り、V6ツインターボで復活
  • 「究極の10台」モーターショーより熱い、メーカーと職人が激突する2025年SEMAショー
  • 「6歳児の銃撃で…」元教師に15億円の賠償命令
  • 「殺傷武器と化した偽エアバッグ」、中国製偽エアバッグを警告
  • 「中露の“目”を封じる」米国、宇宙用新兵器2種を世界各地に配備へ

こんな記事も読まれています

  • 「究極の10台」モーターショーより熱い、メーカーと職人が激突する2025年SEMAショー
  • 「殺傷武器と化した偽エアバッグ」、中国製偽エアバッグを警告
  • 「カムリ史上最も攻撃的」トヨタの新しい実験、GT-Sが目指す次の章
  • 「20年ぶりの逆襲」日産SUV系の誇り、V6ツインターボで復活
  • 「究極の10台」モーターショーより熱い、メーカーと職人が激突する2025年SEMAショー
  • 「6歳児の銃撃で…」元教師に15億円の賠償命令
  • 「殺傷武器と化した偽エアバッグ」、中国製偽エアバッグを警告
  • 「中露の“目”を封じる」米国、宇宙用新兵器2種を世界各地に配備へ

おすすめニュース

  • 1
    米中、報復関税を1年間猶予…「貿易休戦」発動へ

    ニュース 

  • 2
    【欧州緊迫】中国製EVバスに「裏口」発見!遠隔操作で‟都市を封鎖される”恐怖

    ニュース 

  • 3
    「物価問題で支持層に亀裂...」トランプ氏、庶民感覚と乖離した“経済好調アピール”に批判殺到!

    ニュース 

  • 4
    トランプ、スイスに“何をむしり取る”つもりか? 関税39%→15%合意目前…「助ける」発言の裏で露わになる二枚舌

    ニュース 

  • 5
    「戻らぬ管制官は減給、辞めれば退職金なし!」トランプ氏、政府閉鎖下で航空管制官に“強硬指令”

    ニュース 

話題

  • 1
    「政府閉鎖合意に大満足」トランプ氏、笑顔の裏でオバマケア延長案を痛烈批判「ギャングに230兆円も渡せるか!」

    ニュース 

  • 2
    「トランプ潰しの闇」暴かれるか?トランプ氏が“影の政府”に報復指令!オバマ政権関係者も次々召喚

    ニュース 

  • 3
    「高市首相の首を切る!」中国総領事の暴言に日本政府激怒 “台湾有事”発言が火種に

    ニュース 

  • 4
    「電力不足の影で…」ウクライナ国営エネルギー企業に汚職疑惑、70社を‟一斉捜索”

    ニュース 

  • 5
    「引退後も株は手放さない」ウォーレン・バフェット、A株保有継続で投資家を安心させる

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]