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「まさかこんなことが…?」ビル清掃員が女性社員の水筒に放尿、13人が性感染症に感染

川田翔平 アクセス  

引用:KHOU 11
引用:KHOU 11

アメリカ・テキサス州ヒューストンにある医療ビルで働いていた男性清掃員が、オフィスの女性社員の水筒や浄水器に自身の尿を混入させ、少なくとも13人が性感染症に感染したという衝撃的な事件が発生した。

アメリカのニューヨーク・ポストなどによると、犯人のルシオ・カタリーノ・ディアス(52歳)は2022年、ヒューストンのビルで清掃員として勤務していた。彼は女性社員たちが使用する個人の水筒や共用の浄水器に自らの尿を密かに混入させるという卑劣な犯行を行っていた。

その結果、少なくとも13人の女性が単純ヘルペスウイルス(HSV)とA型肝炎に感染したことが確認された。いずれも完治が難しい疾患であり、重症化すれば水ぶくれや肝機能障害など深刻な健康被害を引き起こす可能性がある。

隠しカメラで犯行が明るみに

事件の発端は、ある女性社員が自身の水筒から異常な臭いや色を感じ、不審に思ってデスクに隠しカメラを設置したことから始まった。被害者の一人は「水から酸っぱい味と尿の臭いがした」と証言しており、隠しカメラにはディアスが彼女の退勤後に水筒の蓋を開け、自らの下半身を瓶に入れる映像がはっきりと映っていたという。

逮捕されたディアスは自らの犯行を認め、「悪意のある意図があり、これは一種の病気だった」と供述した。報道によれば、彼は「致命的武器による加重暴行」の容疑で起訴され、裁判所で有罪判決を受けたものの、下された刑は懲役6年にとどまった。

彼はすでに2年の服役を終えており、残りの刑期の半分が経過すれば仮釈放の申請資格が与えられる。また、性犯罪者名簿への登録もなされていないため、加害者に対する処罰が過度に軽いとの批判が高まっている。

このような事態を受け、被害者たちは身体的・精神的な被害に加えて、裁判所の判断に対しても大きなショックを受けたとされる。被害者の一部はディアス本人と彼を雇用した清掃業者に対し、100万ドル(約13億ウォン)を超える損害賠償を求める訴訟を起こしている。

性感染症・肝炎の感染リスクに警戒を

尿は一般的に病原体の濃度が高くなく、感染経路としては広く認識されていない。しかし、特定の条件下ではウイルス感染の可能性があり、性感染症や肝炎ウイルスの場合は例外ではない。

医学的には「尿を通じた感染」は、排泄者がすでにウイルスの保菌者である場合に、その体液中に含まれる病原体が排出されることが原因となる。人との直接的な接触がなくても、尿が口や傷、粘膜に触れることで間接的に感染が広がる可能性がある。

A型肝炎ウイルスなど多様な病気のリスク

特にA型肝炎ウイルスは、感染者の便を介して広がることが多いが、尿を通じても排出される場合がある。感染すると黄疸、倦怠感、食欲不振などの症状が現れ、重症化すれば急性肝炎に進行し、入院治療が必要になることもある。また、ヘルペスウイルスは通常、皮膚や粘膜の接触で感染するが、尿を通じてウイルスが排出されることもある。特に水筒の口や蓋など、唇が触れる部分にウイルスが付着した場合、粘膜を通じて体内に侵入するリスクがある。

さらに、サイトメガロウイルスは尿、唾液、血液、精液、母乳などを通じて感染し、免疫力が低下している人には重篤な感染症を引き起こす可能性がある。妊婦が感染した場合、胎児に影響が及び、聴力障害や神経系の損傷など深刻な障害を引き起こすことがある。また、レプトスピラ菌は動物の尿を介して感染し、汚染された水が傷口や粘膜に触れることで侵入する。高熱、筋肉痛、黄疸、腎機能低下などの急性細菌感染症を引き起こす。

もし異常な味や臭いのする水を飲んだ後に発熱、腹痛、下痢、口の周りに水疱ができるなどの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診し、血液検査や肝機能検査を受けることが重要である。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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