

火災が発生したアパートのベランダの手すりに必死にしがみつき命拾いした猫が、中国で話題を呼んでいる。
現地時間8日、中国の新浪(シーナ)などは、広東省深圳市のあるマンションの5階で火災が発生し、ベランダの面格子にしがみついていた猫が消防士によって救出されたと報じた。
集合住宅で発生した火災は急速に拡大。消防隊が直ちに現場に駆けつけ、救助活動を開始した。その当時の映像で、1匹の猫がベランダの防犯用面格子にしがみつき、10分以上必死に耐えている姿がネットユーザーの目に留まった。
当時室内にいた猫は、火の手を避けようと窓の防犯用面格子にしがみついたとみられる。火災現場を目撃した住民は「猫がかなり長い間格子にしがみついていたが、幸い、消防士に救助された」と語った。
猫の飼い主は「4~5年間飼っているペットだ」とし、「自分で助けに行こうとしたが、室内で電球が破裂する音がして怖くなり、入れなかった」と語った。幸いにも救出された猫に大きな怪我はなかったという。