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2025年05月16日金曜日
ホームトレンド「黒Tはイヤだ!」スターバックスのバリスタ約1,000人がストライキ、反発を招いた新たな服装規定

「黒Tはイヤだ!」スターバックスのバリスタ約1,000人がストライキ、反発を招いた新たな服装規定

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米スターバックスのバリスタ約1,000人が、本社の新たな服装規定に反発し、ストライキに突入した。

14日(現地時間)、AP通信は、米国内のスターバックス75店舗に勤務する約1,000人のバリスタが、今月11日からストライキを開始したと報じた。

報道によると、スターバックスはアメリカおよびカナダの直営店やライセンス店舗で働く従業員を対象にした新たな服装規定を定め、12日から施行したという。

新しい服装規定では、従業員は緑色のエプロンの下に無地の黒いシャツを着用し、下はカーキ、黒、または青系のデニムパンツを履くことが求められている。

これまでの規定では、エプロンの下に黒だけでなく、より幅広い暗色系や柄物のシャツを着用することが認められていた。

スターバックス側は、「新しい服装規定は、緑のエプロンをより引き立たせ、店舗内に温かく歓迎される雰囲気を作り出すことで、顧客に親しみやすさを感じてもらえる」と説明し、「従業員には黒いTシャツを2枚ずつ無償で提供する」と付け加えた。

一方、スターバックスの従業員組合「スターバックス労働者連合」は、「服装規定は団体交渉の対象である」として、新たな規定に反発している。

メリーランド州ハノーバーのシフト責任者は、「会社側はバリスタの声に耳を傾けるのではなく、制限的な新しい服装規定の導入といった誤ったことに注力している」と批判した。

さらに「お客様はラテを待っている間に、私たちの服の色なんて気にしていない」と指摘した。

スターバックス側は、今回のストライキが全米に約1万店舗ある同社の営業に与える影響は限定的だとの立場を示している。これは、全米の約1万店舗のうち、スターバックス労働者連合に所属しているのは570店舗の従業員にとどまるためである。

労働組合の集計によっても、今回のストライキに参加した従業員は全体の約1%程度に過ぎないと、AP通信は伝えている。

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