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2025年05月19日月曜日
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「宇宙旅行、値上げ」民間人向け宇宙観光が2026年に再開、約8,700万円からの値上げ金額とは

宇宙観光再開を控えるヴァージン・ギャラクティック

デルタ級宇宙船のチケット価格値上げを予告

収益性強化に期待、下半期に観光再開へ

引用:ヴァージン・ギャラクティック
引用:ヴァージン・ギャラクティック

ヴァージン・ギャラクティックが2026年、宇宙観光の事業再開に向け、チケット価格の値上げを予告した。同社は今月15日(現地時間)、現在約60万ドル(約8,712万円)で販売しているデルタ級(Delta-class)宇宙船の座席価格を引き上げる方針を明らかにした。具体的な値上げ幅は明らかにされていないが、これは今後の収益性強化策の一環とみられる。

デルタ級宇宙船は、従来型より座席の数を4席から6席に増やし、稼働率を高めることで年間最大750人の観光を可能にするよう設計された。これにより年間約4億5,000万ドル(約653億4,028万9,674円)の収益を見込んでいる。

ヴァージン・ギャラクティックは昨年6月、宇宙船「VSS Unity」の最終飛行を終えた後、デルタ級宇宙船の開発に注力するため宇宙観光事業を一時中断していた。現在、デルタ級宇宙船の組み立てはアリゾナ州・フェニックスで進められている。同社は2026年の夏に初の試験飛行を開始し、秋から民間人向け宇宙観光を再開する予定だ。

ヴァージン・ギャラクティックは今年の第1四半期に約50万ドル(約7,260万円)の売上を記録した。そして、運営コストを前年に比べ21%削減し、純損失を8,400万ドル(約121億9,685万4,072円)に減らした。この業績改善を受け、決算発表後の株価は13%上昇した。

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