
インドでわずか7か月間に25人の男性と結婚した20代の女性が、警察に逮捕された。この女性は結婚式を挙げた後、夜になると金品を盗んで逃走していたことが明らかになった。
20日(現地時間)「ザ・タイムズ・オブ・インディア」など現地メディアによると、7か月間で25人の男性と結婚した容疑で、A被告(23)がインド・ボーパールで警察に逮捕されたという。
マンプル警察署は、被告は花嫁に偽装して被害者と結婚した後、数日間一緒に過ごし、夜になるとゴールドや現金、電子機器などを持って逃走することを繰り返し行っていたと説明した。警察は「彼女はこの手口を完全に習得していた」としている。
この犯行が発覚したのは、サワイ・マドプール在住の男性ビシュヌ・シャルマ氏が去る3日に被害届を出したことがきっかけだった。シャルマ氏は「君にぴったりの花嫁を紹介する」と言われ、2人の仲介人に20万ルピー(約33万円)を支払ったという。
その後、被告を花嫁に選んだシャルマ氏は、先月20日に地方裁判所で正式に結婚式を挙げた。しかしその数日後の5月2日、被告はシャルマ氏の金品を持って姿を消した。

被告はかつて病院で勤務していたが、家庭内不和により夫と離婚した後、ボーパールへと移住した。そこで彼女は、この地域で活動していた結婚詐欺グループに加担するようになったという。
この詐欺グループの仲介人たちは、SNSを通じて「花嫁」を紹介し、200万〜500万ルピー(約335万〜837万円)を要求していたことが明らかになった。花嫁たちは結婚式を挙げた後、1週間以内に姿を消す手口だったとされている。
シャルマ氏の家から逃げ出した後、被告はガバルという別の男性と再び結婚し、20万ルピーを騙し取った。これを受けて警察は「結婚相手を装ったおとり捜査官」を投入し、被告を逮捕したという。
この事件に現地のネットユーザーは「ギネス記録じゃないのか」、「衝撃的だ」、「朝起きたらお金も妻もいないだなんて…」、「関係者は全員逮捕すべきだ」などの反応を見せている。