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2分で到着、料金は半額の157円…中国バイドゥの無人タクシーが「ナイトライダーのK.I.T.T.」レベルで実用化済み!?

荒巻俊 アクセス  

引用:百度(バイドゥ)
引用:百度(バイドゥ)

最近、中国北京にある自動運転の実証実験区域「亦荘(エキソウ)」で百度(バイドゥ)の無人タクシー「ロボタクシー」をアプリで呼び出すと、わずか2分で運転席が空の車が到着した。まるで80年代の米ドラマ『ナイトライダー』に登場する無人車「K.I.T.T.」が現れたかのようだった。亦荘区域60㎢では、このように無人タクシーを配車アプリで簡単に呼べる。

このタクシーは中国第一汽車集団の電気自動車「紅旗E-HS3」をバイドゥが改造したもので、自動運転レベル4(特定区域での完全自動運転)機能を備えている。亦荘の道路をスムーズに走行していたタクシーは、30m先のベビーカーを検知するとすぐに減速し、低速の三輪車が割り込んでくると素早く車線を変更した。目的地の北京亦荘国際会展中心に到着すると、タクシーは緩やかに停止し、周囲の安全を約1分間確認した後、ドアロックを解除した。3㎞の走行料金は割引適用で1,500ウォン(約157円)だった。一般タクシーの半額だった。

別のアプリ「Pony.ai」で自動運転タクシーを利用したところ、「7km走行中に5回の車線変更と2回の障害物回避を行った」という詳細なレポートが提供された。現在、北京、上海、広州など15都市で約2,000台の無人タクシーが運行中だ。中国の無人タクシー市場の成長は、中国テック企業のソフトウェア技術だけでなく、電気自動車というハードウェア技術も世界最高水準に達していることを示している。

北京の代表的なショッピング街「ソラナ」にある自動車ショールームで試乗した中国の電気自動車「Avatr 12」は、「豪華さ」を代表する中国の電気自動車だ。中国の高級EVの特徴である「電子サイドミラー」や、マッサージチェアのように170度まで倒れる「ゼログラビティシート」を搭載している。販売員は「CHNの製品だ」と説明した。これは中国の自動車メーカー「長安汽車(Changan)」、テック企業「華為(Huawei)」、バッテリーメーカー「寧徳時代新能源科技(CATL)」の技術を結集したという意味だ。自動運転センサーの中で最も高価なLiDARを3つ搭載し、4輪それぞれが独立制御可能で、満充電時の走行距離は700kmに達するという。

中国は10年前、「製造強国」を目指す「中国製造2025」を通じて、内燃機関車を飛び越えて電気自動車の育成に注力した。その結果、電気自動車の普及率は世界最高水準に達した。北京では現在登録されている622万台の車両のうち32.1%(200万台)が電気自動車(プラグインハイブリッドカーを含む)だ。今年第1四半期の北京における新車登録の半数以上(52.25%、6万8,500台)が電気自動車だった。

中国の電気自動車は国内市場を超え、海外進出を果たしている。中国は2023年に日本を抜いて世界最大の自動車輸出国となり、現在、世界の電気自動車販売台数の70%を占めている。中国最大の電気自動車メーカーBYDは、昨年430万台の電気自動車を販売し、これは世界販売台数の26.4%に相当する。ブラジルやASEANでは中国が電気自動車市場でトップシェアを誇っている。

欧州市場への進出も加速している。最近、欧州連合(EU)が対抗措置として中国製電気自動車に高率の関税を課したが、大きな効果は見られていない。今年4月、BYDは欧州の電気自動車市場で前年同月の2倍となる7,231台を販売し、販売台数が半減したテスラ(7,165台)を初めて上回り首位に立った。

自動運転技術においても、走行距離、センサー数、価格競争力、実用化の面で米国のウェイモやテスラを急追している。38個のセンサーを搭載しながら価格を半分以下に抑えたバイドゥの「Apollo RT6」や、3つのLiDARと電子サイドミラーを備えた「Avatr 12」といった車両が実際に公道を走行している。韓国産業研究院(KIET)のチョ・ウンギョ研究委員は「中国は10年以上前から自動運転技術のロードマップを構築し、数億キロに及ぶ走行データを蓄積してきた」と指摘している。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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