メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「中国自動車業界に恒大のような爆弾が既に存在」長城汽車会長の衝撃発言でBYD株価8.3%急落の大混乱

望月博樹 アクセス  

引用:BYD

「中国の自動車産業には既に『恒大』のような存在がある」

最近、中国の自動車会社会長の発言で、中国不動産危機の象徴である不動産開発会社の恒大集団(エバーグランデ)が言及され、業界に衝撃が走った。

この警告的発言だけでなく、世界の電気自動車市場で首位に立った比亜迪(BYD)の大幅な値引き情報や、不正に出荷された「偽装中古車」の出現により、中国の自動車産業が深刻な構造的危機に陥っているとの指摘が出ている。

長城汽車の会長ウェイ・ジエンジュン氏は23日、中国メディア新浪財経とのインタビューで「一部の完成車メーカーは時価総額と株価の上昇にばかり熱中している」とし、「自動車産業には既に『恒大』が存在しているが、まだ(危機が)顕在化していないだけだ」と批判した。

無秩序な拡大により世界最大の負債(約443兆ウォン(約46兆円))を抱える不動産開発会社として知られる恒大は、2021年の景気減速に伴う資金難で破綻。それ以来、中国の不動産市場は停滞し、現在も回復の兆しが見えない。

ウェイ氏は「ここ数年で22万元(約440万円)だった車の価格が12万元(約240万円)まで下がった」とし、「10万元以上も価格を下げて品質を保証することは不可能だ」と厳しい見方を示した。

中国の自動車業界が価格競争によるコスト削減圧力に直面する中、品質、収益性、サプライチェーンのすべてが脅かされていると指摘した。

公の場で率直な発言をすることで知られるウェイ氏は、自身への批判に対し「業界が健全に発展できるなら、私が非難されても構わない」と述べた。

彼の衝撃的な発言に加え、BYDの30%を超える値引き情報が重なり、中国の自動車産業に対する業界内外の危機感が高まっている。

BYDは来月末まで、自社の電気自動車とプラグインハイブリッドモデル22種を対象に最大34%の割引キャンペーンを展開すると発表した。

この極端な値引きは、中国の自動車メーカーだけでなく、テスラやフォルクスワーゲンなどの海外ブランドにも影響を及ぼしている。

一部の海外ブランドは、激しい価格競争に耐えきれず、中国国内のシェアを事実上放棄する状況に追い込まれているという。

値引き情報が伝わるや否や、BYDの株価は一時8.3%まで急落。理想汽車、長城汽車、吉利汽車など同業他社の株価も5%以上下落した。

自動車の価格競争が、中国国内の消費低迷と中国経済全体の停滞によってさらに激化していると、ブルームバーグは指摘している。

中国乗用車協会によると、4月時点の自動車在庫は350万台で、2023年12月以来の最高水準を記録した。

在庫の積み上がりと販売実績へのプレッシャーは、市場の歪みをもたらした。

業界の公然の秘密とも言える「走行距離0kmの中古車」の販売慣行が明るみに出て、中国の自動車産業のもう一つの歪んだ実態が浮き彫りになった。

販売実績を上げるために新車を出荷処理した後、実際には走行していない状態で中古車として販売する手法だ。

過去にもこうした便法は存在していたが、最近の中国政府による内需刺激策としての新エネルギー車(電気・水素・ハイブリッドカー)補助金政策と、企業の在庫処理負担が原因で、この現象がさらに深刻化していると見られる。

ウェイ氏はこの問題についても言及し、「中国国内の中古車販売サイトで、このような中古車を扱う業者が3,000から4,000社に上ると推定される」と明かした。

世界市場をリードする中国の電気自動車産業が、中国国内では無理な拡張と歪んだ流通構造の中でいわゆる「不良成長」を遂げていることが明らかになり、あちこちで危機の兆候が現れている。

中国の電気自動車メーカー50社余りのうち、BYD、理想汽車、賽力斯集団(セレス・グループ)を除くすべての企業が赤字を計上していると、香港の日刊紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が20日に報じた。

SCMPはJPモルガンのレポートを引用し、中国の自動車メーカーの4月の平均割引率は16.8%で、これは昨年の平均(8.3%)の2倍に当たる過去最高を記録したと伝えた。

望月博樹
CP-2023-0364@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「嫉妬か、それとも...」5歳少女、“生後21日の妹”を窓から投げ落とし死亡!
  • 「目覚めたら、なぜかタイ訛りに...」脳卒中で倒れた29歳女性、世界で100件未満の“珍しい病気”発症!
  • 「腎臓が必要...」余命宣告を受けた女性が末期がん男性と「契約結婚」!その先に待っていた“意外な結末”
  • 「妻なしでは生きられない...」90代夫婦、手を取り合い“尊厳死”で最期を迎える
  • 「パンに生ゴキブリ混入!」中国人気パンに衝撃事件、消費者激怒もメーカーは“補償拒否”
  • 「機内で寝ている乗客をフォークで刺傷」...元神学生のインド人、機内凶行でフライト中断!

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?
  • 「制御不能の強い男たち」…トランプと習近平が示す、世界を揺るがす“危険な政治手法”
  • 「寝るとパンになる犬」目と鼻はどこ?秋田犬・ジンの“つぶれ顔”が可愛すぎて笑撃!
  • 「いや、まだ寝ちゃダメだ…くぅぅ」眠気との“壮絶バトル”の後、“見事K.O.”されるルフィーの姿に爆笑の嵐!

こんな記事も読まれています

  • 「デザイナー絶句」…AIが創った“スーパーカー”が自動車デザインを塗り替える!
  • 【トヨタの本気】新型プリウス、燃費も走りも妥協なし…“静かな革命”が始まる
  • ネヴェーラ、“1.81秒×時速412km”で電気の限界を超えた「究極のハイパーカー」公開!
  • 【2025年版】信頼性が最も低い新車トップ10…CR調査でフォード勢がワースト独占
  • 「20周年モデル最新情報!」2027年のiPhone、ついに“ベゼルゼロ×画面内Face ID”が現実に?
  • 「制御不能の強い男たち」…トランプと習近平が示す、世界を揺るがす“危険な政治手法”
  • 「寝るとパンになる犬」目と鼻はどこ?秋田犬・ジンの“つぶれ顔”が可愛すぎて笑撃!
  • 「いや、まだ寝ちゃダメだ…くぅぅ」眠気との“壮絶バトル”の後、“見事K.O.”されるルフィーの姿に爆笑の嵐!

おすすめニュース

  • 1
    【反米同盟誕生】中国、ブラジルと手を組み、米国産大豆を“締め出し”!“反米経済圏”の胎動か

    ニュース 

  • 2
    「欧州の金がなければ持たない」ゼレンスキー、戦争長期化で焦燥感あらわ...欧州資金と武器に最後の望み!

    ニュース 

  • 3
    「米国には頼れない...」カナダ首相、習近平と接近へ!米加関係は“史上最悪レベル”に

    ニュース 

  • 4
    「ロシア産の資源がないと無理だ!」ハンガリー首相、トランプ氏に“ロシア石油制裁の撤回”要求へ

    ニュース 

  • 5
    「資源で世界を人質に…」中国、1年前から“レアアース武器化”を極秘準備!NYT暴露「輸出規制の真の狙い」

    ニュース 

話題

  • 1
    「米国裏切り、ロシアと急接近!」ベトナム、ロシアと“1兆円超”の武器取引...“新冷戦同盟”形成か

    ニュース 

  • 2
    「ビットコイン、70%暴落の可能性!?」専門家が“衝撃の予測”を示した理由とは?

    ニュース 

  • 3
    「AIバブルは本物だが、まだ崩壊しない」世界最大ヘッジファンド創業者が語る“壊滅の条件”とは?

    ニュース 

  • 4
    「銃声と火炎に包まれたリオ...」ブラジル史上最大の“ギャング一掃作戦”!警察との“銃撃戦”で64人死亡

    ニュース 

  • 5
    「米国より私たちの方がマシだ!」カーニー首相、トランプ圧力から脱却へ“アジア市場”に猛アピール

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]