
米国のサーカスパフォーマーが、自身の髪だけを使って約25分間宙にぶら下がることに成功し、13年ぶりにギネス世界記録を更新した。
ギネスワールドレコーズは先月13日(現地時間)、米国籍のレイラ・ヌーンさん(38)が達成した「髪の毛で宙づりになった最長時間」の記録を正式に認定した。
レイラさんは昨年6月14日、米カリフォルニア州レッドウッド国立公園で、自らの髪で、25分11秒もの間宙づりになり続けることに成功した。
これにより、2011年にオーストラリアのスダカラン・シバグナナトゥライさんが記録した23分19秒を13年ぶりに上回った。



レイラさんは「人間の精神力がどこまでできるかを証明したかった」と語り、この挑戦のために2年間トレーニングを積んできたという。
挑戦の様子を収めた映像には、ギター演奏や励ましの声などで盛り上げる観客の姿も映されていた。
レイラさんは宙づり状態のまま、さまざまなポーズを取るパフォーマンスも披露した。
これまでに米NBCの障害物競技番組『アメリカン・ニンジャ・ウォリアー』に出演した経験を持つレイラさんは、SNSを通じてアクロバティックな技を日常的に発信しており、足で弓を射る、髪の毛で吊るされるといったパフォーマンスで知られている。
ギネスワールドレコーズは、「この分野のパフォーマーは、通常独自の髪の結び方を習得している」と説明したうえで、「レイラはプロのパフォーマーであり、絶対に家庭では真似しないように」と注意を呼びかけている。