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2025年06月10日火曜日
ホームトレンド「危険性を知らなかった」学校給食で命を落とした小1息子…新任教師の認識不足で遺族が市を提訴

「危険性を知らなかった」学校給食で命を落とした小1息子…新任教師の認識不足で遺族が市を提訴

引用:imagetoday*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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学校給食で提供されたウズラの卵のおかずを食べて窒息死した小学生について、遺族が市を相手に6,000万円の損害賠償を求める訴えを起こした。

7日(現地時間)、朝日新聞の報道によると、福岡県みやま市の小学校に通っていたA君の遺族は、福岡地方裁判所に対し、市を相手に6,000万円の賠償を求める訴訟を提起した。

訴状によると、A君は小学1年生だった昨年2月、学校給食に出たウズラの卵のおかずを食べていたところ、喉に詰まらせて気道が塞がり、意識を失ったという。担任教師が背中を叩いて対処したが、A君はそのまま倒れ、養護教諭が心肺蘇生などの応急処置を施した。ヘリコプターで病院に搬送されたものの、A君は命を落とした。

遺族は訴状で「文部科学省は、ウズラの卵は喉に詰まる危険性があるとして、注意喚起してきた」とし、「教師には、生徒がウズラの卵を丸ごと飲み込まないよう、あらかじめ指導する義務がある」と主張している。また、「新任だった担任教師はその危険性を認識しておらず、そのため応急処置が遅れた」とし、「学校側も新任教師に対して適切な注意喚起を行わなかった過失がある」と指摘した。

市の教育委員会はこの事故を受け、市内の小中学校の給食からウズラの卵の提供を中止したほか、第三者による安全調査委員会を設置して調査を開始した。

委員会は事故発生から10か月後の昨年12月、「教師は被害児童にウズラの卵を食べる際の注意を促さず、教職員の窒息事故に対する認識も不十分だった」との調査結果を公表した。教育委員会は訴訟について「遺族の訴えを真摯に受け止めている」とし、「訴状が届き次第、内容を確認し、適切に対応する」とコメントした。

一方、韓国でも最近、類似の事故が発生している。金浦(キンポ)警察署によると、同市内の保育園に通うB君が間食中に突然意識を失い、病院に搬送されたが、死亡が確認されたという。保育園側は事故直前、白い餅菓子を切ってB君に与えていたとのことだ。

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1コメント

  1. 殻を剥いた小さな丸いウズラのゆで玉子、飲み込む前に歯で噛み砕く、たったこれだけのことを忘れると、小学生ですら命を落とすんですね。レトルト中華丼の具でも、みかけますね。
    市販の(大人用の)サラダなら、これよりもっと大きいゆで玉子(鶏卵)が半分に切った程度の大きさで入っています。これも、噛み砕かずに飲み込もうとしたら、大人でも、(特に高齢者なら)のどに詰まって最悪死にます。
    子どもの食体験は家庭ごとに、千差万別。給食がゆで卵の初体験の子供もいるでしょう。「いただきます」の前に先生が「小さいウズラでも、ゆで玉子はよく噛んでから飲み込め。丸呑み禁止。守らないと死ぬぞ。」といわないと賠償請求問題になるんですね。仮に、一クラス40人として、果たして全員が守ってくれるでしょうか。「俺は丸呑みできるぞ」なんてやっちゃうヤンチャが複数いても、おかしくない。飲み込める子供もいるでしょうが、死者が出たら、先生の指導不足、結果論が通ります。
    もう、給食は流動食以外は禁止にするしかないですよね。小学校の先生の仕事なんて、給食指導だけでも、私にはムリゲーです。

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