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2025年06月17日火曜日
ホームトレンド「反トランプ」デモで全米騒然、警察の銃撃が通行人に直撃し死亡…抗議のはずが悲劇に

「反トランプ」デモで全米騒然、警察の銃撃が通行人に直撃し死亡…抗議のはずが悲劇に

「反トランプデモ」各地で衝突…ユタ州では銃撃で1人死亡

引用:ザ・タイムズ・オブ・インディア
引用:ザ・タイムズ・オブ・インディア

米国全土で行われた「トランプ反対デモ」で、銃撃や車両によるデモ参加者への攻撃が相次いだ。

進歩的な団体で構成される「ノー・キングス(No Kings)」の主催者側は、当日、米国全50州の2,000カ所以上でトランプ政権に反対する抗議デモに数百万人が参加し、行進を行ったと発表した。

フィラデルフィア、ニューヨーク、シカゴなどの主要都市ではそれぞれ数万人が集まり、市街地でデモ行進が行われた。各地の警察は、ほとんどの集会が平和的に行われたと報告している。

しかし、一部の地域では騒乱が発生し、複数の負傷者が出た。警察は鎮圧に苦慮する場面もあったという。

ユタ州ソルトレイクシティでは、当日午後7時56分頃、約1万人が集まった市街地の集会現場で銃撃事件が発生し、1人が撃たれて病院に搬送された。

警察は、この被害者がユタ州在住の30代で、病院で死亡したと発表した。

警察は現場で、AR-15タイプのライフルを所持し、銃撃を受けて倒れていた24歳の男アルトゥロ・ガンボア被告を含む、銃撃に関与した主催者側の警備チームメンバー2人を逮捕した。調査の結果、ガンボアが事件の原因を作ったと特定した。

警備チームメンバーは、事件直前に黒い服と黒いマスクを着用したガンボア被告が不審な行動をとっていたこと、そしてリュックからAR-15タイプのライフルを取り出して操作し始めたと説明した。

警備メンバーは銃を取り出し、ガンボア被告に武器を下ろすよう命じたが、ガンボア被告はライフルを持ち上げて道路に集まった群衆に向かって走り出し、発射姿勢で銃を構えていたと目撃者たちは証言した。

これに対し、警備メンバーの1人が容疑者に向けて3発を発砲し、そのうち1発がガンボアに命中したが、もう1発がデモ参加者のアーサー・ポラサ・ア・ルさんに当たり、無関係の犠牲者が出たと警察は発表した。

警察は、ガンボア被告がライフルを所持して群衆に突進した動機を含め、この事件の捜査を継続していると付け加えた。

ネット上に共有された現場の映像では、銃声が鳴るとともに現場の群衆が慌て避難する様子が捉えられていた。

銃撃事件後、警察はデモ参加者に対し「安全かつ秩序正しく」現場を離れるよう要請した。

バージニア州カルペパー郡では、当日午後、デモ参加者が集会現場を離れる際、1台のSUVが群衆に突っ込み、1人が車にはねられて負傷した。警察はこの車の運転手である21歳の男を逮捕した。

サンフランシスコでも当日の正午過ぎ、数千人のデモ参加者が市街地に集まっている中、1台の車が群衆に突っ込み、少なくとも4人が負傷する事故があったとNBCが報じた。現場から車で逃走した被告は警察に逮捕され、取り調べを受けている。

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