世界最高齢のAV女優、小笠原祐子さん（90）の現在地「引退は考えていません」
81歳でアダルトビデオ業界にデビューし、「世界最高齢のAV女優」として知られる小笠原祐子さん（90）が、現在もなお現役として活動を続けている。
横浜出身で1935年生まれの小笠原さんは、16日付『日刊SPA!』のインタビューで「引退の予定はまったくない」と語り、「これからも『現役最高齢』として活動を続けていくつもりです」と力強く宣言した。
現在は視覚障害のある63歳の甥と同居しており、「オウムと高齢の猫も一緒に暮らしています。猫はもう寝てばかりですが、人と動物の世話をしながら日々を過ごしています」と話した。3人の子どもがいるが、自分の仕事については「息子は知っています。でも特に関心はないようで、『元気でいてくれればそれでいい』という反応でした」と淡々と語った。
また、30年以上前に他界した夫については「何でもできる頭のいい人で、あの人以上の男性にはまだ出会ったことがない」と振り返った。夫との結婚生活は約35年続いたが、当時は外出もままならず、大きなストレスを抱えていたという。そうしたストレスを仕事で解消するようになり、夫の死後はバーで働いたり、息子の飲食店を手伝ったりしていた。
ある日、AV女優のメイク担当者から出演の誘いを受け、迷った末に初撮影に臨んだ。撮影を振り返り、「24年ぶりに男性と一緒にお風呂に入りました。自然と夫にしていた仕草をしてしまいました」と語る。
「AV女優の仕事は見せるためのものであり、夫との関係とは全く違います」と強調し、「体がどこまで持つかは分かりませんが、引退は考えていません」と話した。
