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2025年06月21日土曜日
ホームトレンド足のニオイとムズムズ…夏に急増する「水虫」、正しい“予防”と“治療法”とは?

足のニオイとムズムズ…夏に急増する「水虫」、正しい“予防”と“治療法”とは?

引用:クリップアートコリア

暑さと湿気が増す夏場、靴を脱ぐたびに漂う足のニオイやかゆみに悩まされる人が急増している。水虫の原因となる白癬菌(カビ菌)は高温多湿の環境で活発に繁殖するため、より積極的なケアが求められる。

韓国・ソウル大学病院によると、水虫はカビ菌が皮膚の角質層に侵入して起こる感染症で、特に成人男性に多く見られる。原因となる菌はさまざまだが、最も一般的なのは紅色白癬菌だ。

感染経路は患者との直接的な接触だけでなく、プールや銭湯の足拭きタオル、靴などを介しても広がる。とくに発症しやすいのは、足の指の間、なかでも3〜4番目や4〜5番目の指の間だ。湿気で皮膚がふやけたり、ひび割れて角質が剥がれることもある。汗をかきやすい人は足の悪臭やかゆみにも悩まされやすい。

治療には抗真菌薬の軟膏が使われるのが一般的で、完治したように見えても再発を防ぐために2〜3週間塗り続けるのが望ましい。外用薬で効果がない場合は内服薬の処方が必要になることもある。急性炎症や二次感染を伴う場合は、医師の判断で抗生物質の投与や消毒剤での洗浄、冷湿布などが行われる。

予防には毎日1回以上足を清潔に洗うことが基本。汗をかく人はより頻繁に洗い、洗った後は指の間までよく乾かし通気性を確保することが重要だ。履物は足を締め付けないサンダルや通気性の良い靴が理想で、ヒールの低い、つま先に余裕のあるサイズを選ぶとよい。他人が使用した靴や古い靴はなるべく避けたい。

ソウル大学病院は「治療後も靴や靴下に残ったカビ菌が原因で再発するケースが多い」と警告し、「古くなった履物は処分するか、抗真菌パウダーでしっかりと洗浄してから使うように」と呼びかけている。

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