
オーストラリアで、放火を試みた容疑者が、誤って自らの車に火をつけてしまう様子が捉えられ、注目を集めている。
19日(現地時間)、「ニューヨーク・ポスト」によると、オーストラリア南部のポートピリーで、住宅への放火を試みた容疑者3人が、誤って自らの車両を炎上させたという。
公開された映像では、停車中の車から降りた男が可燃性の液体を撒いている。その液体は車のそばの歩道にも流れ出ていた。その後、男は別の容器を手に取り、同じ行動を繰り返した。
しかし、車が発進した瞬間、車内から炎が立ち上がり始め、3人の容疑者が慌てて車外へ逃げ出す様子がカメラに捉えられていた。
南オーストラリア警察によると、容疑者らは車を路上に放置したまま逃走したという。警察は「容疑者らが火災により深刻な火傷やけがを負っている可能性が高い。速やかに治療を受けるよう勧告する」と述べた。
さらに、「容疑者の身元や所在を知っている人は、直ちに犯罪捜査局へ連絡してほしい」と呼びかけている。
警察が現場に到着した際には、車は炎上しており、近隣の住宅にも延焼していた。火災は消火器で鎮火され、人的被害はなかったという。
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