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2025年07月03日木曜日
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【機内失圧】上海発ボーイング737「8000メートル急降下」…酸素マスク乱舞、8分間に恐怖が襲う

中国発の日本行き旅客機、気圧異常で急降下して緊急着陸

中国・上海を離陸したスプリングジャパンIJ004便(ボーイング737-800)は30日午後7時55分ごろ、東京・成田空港へ向かう途中で客室与圧システムの異常警告を受信した。操縦士は即座に緊急事態を宣言し、進路を関西国際空港へ変更した。

引用:X(旧Twitter)
引用:X(旧Twitter)

8分間で8000メートル急降下、乗客ら恐怖に震える

機体は九州上空高度1万1000メートルを巡航中だったが、わずか約8分で3200メートル付近まで8000メートル急降下した。酸素マスクが一斉に落下し、客室乗務員は泣き叫ぶ乗客を落ち着かせながら装着を促した。窓の外では夜雲が猛烈な速さで流れ、機内は一瞬にして非日常の恐怖に包まれた。

SNSに投稿した中国人乗客は「体は座席にあるのに魂が抜けたようだった。着陸後もしばらく足が震えた」と当時を振り返った。

成田を断念し関空へ…午後8時48分無事タッチダウン

急降下後、与圧警告は消失。フライトは目的地を成田から関西に変更したまま午後8時48分、関西国際空港の滑走路に無事着陸した。乗客185人、乗員6人の計191人に負傷者や体調不良は確認されず、健康チェック後に全員解放された。乗客の多くは安堵の笑みを浮かべながらも、スマートフォンで家族へ無事を知らせていた。

スプリングジャパンと機体トラブルの行方

スプリングジャパンは2012年に中国の春秋航空が設立し、現在は日本航空(JAL)の子会社としてLCC路線を運航する。問題のIJ004便はJALとのコードシェア便で、平日でも高い搭乗率を誇る人気路線だ。

航空会社は「センサーの誤作動か機械的問題か判定中」と説明し、ボーイング社や国交省航空局と連携して詳細な調査を進めている。専門家からは「センサー類の検査強化」「整備手順の再確認」を求める声が上がっている。結果と再発防止策の公表時期は未定だ。

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