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2025年07月07日月曜日
ホームトレンド南半球の夜空に「2つの新星」が同時出現!2年に1度の奇跡が今、重なっている

南半球の夜空に「2つの新星」が同時出現!2年に1度の奇跡が今、重なっている

引用:Matipon Tangmatitham(NARIT)
引用:Matipon Tangmatitham(NARIT)

白色矮星の爆発によって生じる「新星(Nova)」が2つ、現在南半球の夜空に同時に観測されている。通常は暗くて目立たない星が突発的に明るく輝くこの現象は、肉眼でもかすかに確認でき、双眼鏡を使えばより鮮明に観察可能だ。

その1つである「新星ルピ2025(V462 Lupi)」は、銀河系の中心付近に位置するオオカミ座(Lupus)方向で観測されたもので、6月12日に初めて発見され、約1週間後に最大の明るさに達したと報告されている。

もう1つの「新星ベロルム2025(V572 Velorum)」は、同じく南半球に位置するほ座(Vela)で6月25日に発見された。こちらも数日後には光度のピークを迎えており、天文ファンの間で大きな話題となっている。

銀河系内で発生する新星が肉眼で観測可能になるのは、通常1~2年に1回程度とされており、2つの新星が同時に見られるのは極めて珍しい現象だ。

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