
好奇心旺盛な子猫が、ついに姉猫の怒りを買ってしまった。予告なしに繰り出された「無差別パンチ」の嵐が、今ネット上で話題を呼んでいる。
「チェリー」という名の猫は、これまで飼い主と穏やかな日々を過ごしていた。だが今年5月、静かな暮らしに突如として「事件」が起きる。生後3か月にも満たない子猫「マル」が新たな家族として迎え入れられたのだ。

手のひらサイズのマルだが、その存在感はとてつもなかった。見るもの全てが新鮮で、遊びたい盛りの「猫の小学生」時代に突入したばかり。遠慮という概念のないマルは、しょっちゅうチェリーに飛びかかっては噛みつき、遊びを仕掛けていた。
ついに堪忍袋の緒が切れたチェリー。自分のお尻を噛んだマルに対し、怒りの鉄槌を下した。険しい表情を浮かべながら、前足でマルの頭を連打。止まる気配はまるでなく、「猫パンチ」は容赦なく続いた。
驚いた様子のマルだが、反省の色はゼロ。懲りずにもう一度飛びかかった結果、さらに激しいお仕置きが待っていた。パンチの嵐を目の当たりにした視聴者からは、「頭、大丈夫か…?」と心配の声も上がったほど。

飼い主によると「今は序列の整理中。先にちょっかいを出したのはマルの方で、チェリーはずっと我慢していた」という。むしろチェリーが叩くより、マルの噛みつきの方が痛いこともあるそうだ。

現在チェリーは、「そこまでにしておけよ」という無言の圧力を与えている状態。ここで人が間に入って止めてしまうと、逆に猫同士の関係が悪化する恐れがあるという。
子猫が社会性を学ばずに噛む癖がついてしまうと、先住猫が強いストレスを感じて攻撃的になることも。最悪の場合は流血沙汰や本気の喧嘩に発展する可能性すらある。そんな時は無理に仲裁せず、空間を分けて時間をかけて慣れさせることが大切だ。

SNS上では「でもマル、全然怖がってないのがすごいw」「43発…しかも片手だけでw」「このくらいなら相当我慢してるよ」など、ほっこりした笑いのコメントが寄せられている。

ちなみに、チェリーはまだ完全にはマルを受け入れていないようだが、以前ほど嫌がらなくなってきたという。果たして、この家に本当の平和が訪れる日は来るのだろうか?
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