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2025年07月11日金曜日
ホームトレンド【深さ1.5mのオフィス】中国企業がプールを職場に→"避難経路"が確保されず消防法違反で撤退

【深さ1.5mのオフィス】中国企業がプールを職場に→”避難経路”が確保されず消防法違反で撤退

引用:ドウイン
引用:ドウイン

中国のインテリア会社が、水を抜いたプールをオフィスとして利用している写真が公開され、注目を集めている。

7月8日(現地時間)、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中国の南西部にある四川省の成都市にある「ルバン・デコレーション・グループ」の社員が最近、「プールをオフィスに改装した」というタイトルの動画をオンライン上で公開したとのことだ。

動画によると、この会社はプールの構造をほぼそのまま残し、机などを配置してオフィスに改装したという。「水深1.55m」という標識もそのまま残っており、従業員は自分の席に着くためにプールのはしごを使って降りなければならない。

会社関係者は「プールを改装して2か月間臨時オフィスとして使用した」とし、「電源は床にあるコンセントと延長ケーブルを使っている」と説明した。

ある従業員は「まるでSF映画の中にいるようだ。このオフィスについて1年間自慢できる」と満足げに語った。

この動画が公開されると、「面白い」、「見ているだけで涼しそう」といった反応が寄せられた。

あるネットユーザーは「オフィススペースが凹んでいるため、上司が上から見るとオフィス全体が丸見えだ。サボることができない。監視カメラより効果的だ」とコメントした。

しかし、安全面での懸念も多く寄せられた。特に火災時の避難経路の不足、排煙設備の不備、オフィスとプールの構造的な違いによる消防法違反の可能性が指摘された。

法律事務所のワン・ミン弁護士は「避難経路が塞がれており、火災安全設備が不足している」と指摘した。

論争が広がると、地元消防署が調査に乗り出し、この会社は現在この臨時オフィスから撤退したことが確認された。

引用:YouTube@ComedyCentral
引用:YouTube@ComedyCentral

2018年には、米国のコメディ番組のYouTubeチャンネル「コメディ・セントラル」が、ビキニなどの水着姿でプールに浸かりながら働く異色の会社の様子を演出し、120万回以上の再生回数を記録したことがある。

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