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2025年07月25日金曜日
ホームトレンド【3,000万円でも安い】BYDの電動スーパーカーU9、フェラーリ・ポルシェに真っ向勝負で欧州上陸

【3,000万円でも安い】BYDの電動スーパーカーU9、フェラーリ・ポルシェに真っ向勝負で欧州上陸

引用:BYD

BYD、英自動車専門誌「オートカー」で発売計画が明らかに

中国最大の電気自動車メーカーBYDは、自社の最高級ブランドを前面に打ち出し、欧州市場での事業拡大を加速させている。米テスラが業績不振に悩む中、高級車の本場・欧州で存在感を示せるのか、業界の視線が注がれている。

21日(現地時間)、英国の権威ある自動車専門誌「オートカー」によれば、BYDは来年初頭、欧州市場にて自社のプレミアムブランド「騰勢(デンツァ)」と最上位スーパーカーブランド「仰望(ヤンワン)」を次々と投入する計画だという。

BYDの副社長、ステラ・リー氏は「(来年初めに欧州でデンツァを発売した後)ヤンワンを欧州市場に投入するのが我々の計画だ」とオートカーに語った。

リー氏は、まず2023年に発表された大型SUV「U8」と電動スーパースポーツカー「U9」を欧州で販売し、今年発売されたフラッグシップセダン「U7」などを含め、さらに多くの車種が加わる予定だと付け加えた。

オートカーは、BYDが来年これらのブランドを欧州市場に投入すると、中国の自動車メーカーとして初めて欧州の最上級ラグジュアリー自動車市場に参入することになると伝えた。

BYDをはじめとする中国の自動車メーカーは、これまでは欧州を含む海外市場で主に低価格車の販売に注力してきたが、今後は最高級ブランド市場にも進出するとの見方が業界内で広がっている。

BYDは昨年、英国最大の自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でU8とU9を披露したが、その時点では欧州での発売計画は確定していなかった。

オートカーによれば、ヤンワンはベントレー、ポルシェ、フェラーリなどと競合する最高級ブランドであり、その下位クラスのデンツァはアウディと競合すると説明した。

ヤンワンの場合、1台あたりの価格は約1,100万〜3,200万円に達する。発売時の価格は、U9が168万元(約3,440万円)、U8が109万8,000元(約2,250万円)で、最新モデルのU7も62万8,000元(約1,290万円)からスタートする。

これらのモデルの欧州での価格設定はまだ明確ではない。

オートカーは、BYDがベントレーやフェラーリの競合モデルよりも価格を抑える可能性があるものの、英国向け輸出の場合は右ハンドル仕様への改造コストがかかり、EU輸出時には関税が課されるため、中国での販売価格よりもかなり高くなる可能性が大きいと指摘している。

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