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「23階建て高層ビル」級の小惑星「2025 OW」が地球接近中!NASAが緊急監視体制、28日に最接近へ

荒巻俊 アクセス  

引用:123rf
引用:123rf

マンション23階分に相当する高さの小惑星が、猛スピードで地球をすり抜ける見込みだ。

米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は、「『2025 OW』と名付けられた小惑星は直径約64mと推定され、28日(現地時間)に地球から約64万8,000kmの距離まで接近する見込みだ」と発表した。小惑星2025 OWは中型旅客機程度の大きさであり、地球最接近時の64万8,000kmという距離は、地球と月の平均距離(約38万4,400km)の約1.7倍に相当する。

現在、専門家はこの小惑星を中型小惑星に分類している。中型小惑星が地球と衝突した場合、その大部分は大気圏内で爆発し、細かい破片に分散するとされている。その後、これらの破片は高速で大気圏に突入する際に発生する激しい摩擦熱と圧力により燃え尽きる。

NASAは、この小惑星が地球を接近通過するため衝突の危険性はないものの、今後数日間で地球に接近する小惑星が複数確認されているため、監視体制を強化していると述べた。また、NASAによれば、小惑星「2025 OX」も直径約30mの大型小惑星で、26日に地球から481万kmの距離を通過する予定だ。加えて、小惑星「2018 BE5」、「2025 OR」、「2019 CO1」なども、それぞれ28日、31日、そして来月に地球へ近接する見込みだ。

NASAは「直径約50mの小惑星でさえ地域全体に大きな被害をもたらし、クレーターを形成する可能性がある。直径150m以上の大型小惑星であれば、人口密集地域で死者が出る危険もある」と説明した。さらに、「直径900m以上の小惑星のみが地球全体を一度に破壊できる。このような小惑星は約70万年に1度程度地球と衝突し、潜在的には文明の崩壊を引き起こす可能性がある」とも付け加えた。

現時点で地球と小惑星の衝突リスクは非常に低いとされているが、NASAは観測が遅れる可能性のある小惑星など、予期せぬ事態に備える必要性を強調している。1908年、ロシア・シベリアのツングースカ地方で、直径40mの小惑星が大気圏内で爆発し、2,150km²にわたる森林が破壊された。この爆発のエネルギーは、1945年の広島原爆の500倍以上と推定されている。

引用:米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)
引用:米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)

昨年、地球周回軌道上でサイズが上位1%にランクされる小惑星「2011 UL21」が、地球を「すり抜ける」際に捉えられた。この小惑星は、昨年の6月27日(米東部時間)に地球から約660万km離れた地点を通過し、その大きさは1.5kmで、当初の予想よりやや小さいことが確認された。当時、NASAは「今回地球に接近した『2011 UL21』は、過去124年間で地球から750万km以内を通過した最大級の小惑星トップ10に入る」と説明した。

引用:米航空宇宙局(NASA)
引用:米航空宇宙局(NASA)

NASAは、この小惑星の距離や大きさなどを踏まえ、「潜在的に危険な小惑星(PHA)」に分類した。PHAとは、平均直径140m以上かつ地球から750万km以内に接近する小惑星を指す。

同時期に発見された別の小惑星「2024 MK」は、全長約153mで、地球からわずか29万5,000km(地球と月の距離の約75%)の位置を通過した。驚くべきことに、この小惑星は地球接近直前にようやく観測された。

JPLの主任科学者、ランス・ベナー博士は、「2024 MKのような大きさの地球近傍天体がこのように接近するのは、数十年に一度の出来事だ」と述べた。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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