ニューヨーク・チャイナタウンで盗難車が暴走 歩行者2人死亡の惨事
米・ニューヨークのマンハッタンにあるチャイナタウンで19日朝(現地時間)、盗難車両が暴走して歩行者2人をはね、死亡させるという衝撃的な事故が発生した。

20日付の『ニューヨーク・ポスト』紙が入手した事故現場の様子を捉えた映像には、シボレー・マリブがバワリー通りとキャナル通りの交差点で中央分離帯に衝突した後、猛スピードで走行を続ける様子が映っていた。
車両はその後、自転車に乗っていた55歳の男性と、近くのベンチに座っていた63歳の女性を相次いではね、2人はいずれも現場で死亡したという。
この車を運転していたのは23歳のアータム・ドナ・アセンシオ・ロメロで、同乗者は22歳のケネディ・ラクラフト。2人は事故後に逃走したが、警察により即座に身柄を確保された。

警察の捜査によって、車内から薬物とアルコールが発見されており、2人が薬物やアルコールを摂取した状態で運転していた可能性が強まっている。問題の車両はレンタカーであり、事故前に盗難届が出されていたことも明らかになっている。
さらに、運転していたロメロ容疑者は今年4月、通行人暴行の容疑でブルックリン裁判所に出廷していた過去があるという。
ニューヨーク警察は、事故の詳細や2人への追加の容疑について捜査を続けている。
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