メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「片頭痛と診断ばかり…医師を信じた代償は死」11回の誤診と検査拒否…脳が壊れるまで放置された男の最期

荒巻俊 アクセス  

引用:GoFundMe
引用:GoFundMe

英国で、希少疾患である脳真菌感染症にかかった50歳の男性が、11回にわたって片頭痛と誤診され、約8カ月間の昏睡状態を経て死亡するという痛ましい出来事が起きた。夫を失った妻は、幼い息子の腫瘍手術も重なり、深刻な生活苦に直面していると地元メディアに語った。

22日の英紙『デイリー・テレグラフ』や『ザ・サン』などによると、英国に住んでいる中国・鄭州(ていしゅう)出身のグオさんは、2023年10月に体調不良を感じ、国営医療機関「国民保健サービス(NHS)」の病院や民間病院を5週間にわたって何度も受診したが、いずれも「片頭痛」と診断されたという。

処方された抗生物質では症状が改善されず、最終的にロンドンのチェルシー・ウェストミンスター病院の救急外来に搬送されたが、そこでも片頭痛との診断が下された。

妻のチャンさん(35)は「最初は医師を信じていた。でも治療効果がないと何度伝えても、ただ片頭痛だと繰り返すばかりだった」と語る。

その後、グオ氏は自宅で5回も倒れた。しかし、駆けつけた救急隊はNHSの診療履歴を確認し、「片頭痛」として自宅に戻す対応を続けた。脳のスキャン検査も受けたが、異常は見つからなかった。

追い詰められた家族は民間の神経内科専門医に相談。医師は髄膜炎の可能性を疑い、脊髄液検査を推奨した。しかし、その診断書をNHSに提出したところ、担当医師は「個人的見解」にすぎないとして、検査を拒否したという。

5度目に倒れた際、救急隊は過去の入退院歴を理由に病院への搬送を拒否し、代わりにオンライン診療を手配した。だが、そのビデオ通話で患者の顔色を確認した医師は、すぐに救急車の出動を指示した。

その夜、CTスキャンの結果、危険なレベルの脳圧上昇が確認された。そしてようやく12回目の受診で脊髄液検査が実施され、「クリプトコッカス髄膜炎」との確定診断が下された。

これは、カビの一種である真菌が脳や脊髄を覆う髄膜に感染を起こす非常に珍しい疾患である。グオ氏は直ちに集中治療室に搬送され、複数回にわたる脳手術を受けた。

引用:GoFundMe
引用:GoFundMe

不運なことに、同年12月は英国の若手医師によるストライキの時期と重なり、彼の容体が再び悪化した。嘔吐や血便の症状が出たが、医師は現れなかった。その夜、グオ氏の心臓は停止した。

妻のチャンさんは、その瞬間を今でも鮮明に覚えているという。彼女は、「夫は私を抱きしめて『息子を頼む』と言った。帰宅して15分後、眠っていた息子が突然『パパ、ダメ!』と叫んで目を覚まし、その直後に病院から夫の心停止の連絡を受けた」と振り返った。

グオ氏は3度にわたり心肺蘇生を受け、奇跡的に心拍が回復した。昏睡状態から一時的に目を覚まし、妻と再会することができたが、その時間はわずか3週間しかなかった。彼は再び意識を失い、昨年8月に息を引き取った。

さらに不幸なことに、同じ時期に幼い息子にも腫瘍が見つかり、2度の大手術を受ける事態となった。チャンさんは「息子が麻酔に入るのを見届けた後、夫の容体悪化を知らせる電話を受け、手術室の間を走り回らなければならなかった」と語った。

息子は現在回復しているが、医師は再発の可能性が高いと警告している。

夫の闘病により、チャンさんは100万ポンド(約2億円)規模の出資を受けていた事業を断念せざるを得なくなった。さらに、契約解除に伴う違約金まで自己負担する羽目になり、事実上の破産状態に追い込まれた。

ビザの制約により公的支援も受けられず、すべてを一人で背負わなければならなかった彼女は、現在ライブ配信や写真撮影などの仕事で生計を立てている。中国のSNS「小紅書(RED)」に投稿した彼女の動画は、約100万回の再生回数を記録している。

その後、検死官はこの病気が極めて稀であるとはいえ、医療スタッフの「確証バイアス」により、適切な診断が遅れたと結論づけた。

チャンさんは現在、弁護士を雇い法的措置の準備を進めており、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」を通じて9,600ポンド(約190万円)以上の寄付を集めている。

「今はもう一度立ち上がる時間が必要だ」と彼女は語った。

引用:GoFundMe
引用:GoFundMe
荒巻俊
CP-2022-0278@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • トランプの「無差別」関税を風刺したスウォッチの腕時計が大人気!
  • 衝撃の“サバイバル術”!家賃高騰で中国若者、「24時間ジム」を新たな住居として寝泊り!
  • 「命より家族」...燃える導火線噛み切り、家族を救った“英雄犬”!しかし「声を失う」結末に世界が涙
  • 小学生娘の首を絞めた40代母に“執行猶予5年”判決…山口地裁が示した理由とは
  • 【奇行】午後の公園にゴキブリ数十匹をばらまいた女…SNSで炎上、公衆衛生に大論争
  • 「火星内部の隠された真実を暴く!」最新研究が突き止めた“45億年前の惑星大衝突”の破片…内部は均質な層ではなかった

こんな記事も読まれています

  • 【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
  • 【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
  • レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 【波紋】金正恩、「平和統一の放棄」を正当化!中露に支持要請、プーチン氏は賛同…習近平の“答え”は?
  • 【マスク暴走】ロンドン“反移民”極右集会に異例登場!ビデオ演説で「左派は殺人の党」と過激罵倒
  • 【衝撃】チャーリー・カーク殺害容疑者、全米上位1%の奨学生…“挑発的言動への憎悪”が動機に
  • トランプの「無差別」関税を風刺したスウォッチの腕時計が大人気!

こんな記事も読まれています

  • 【新型SUV】ポルシェ「Octan S」公開…マカン上位に投入される戦略的モデル、最大560ps&PHEVを採用
  • 【新コンセプト】GMCハマーHEVピーク…2ドアSUVでラングラー&ブロンコに挑戦、未来志向デザインにSNS熱狂
  • レクサス新型「IS」、3度目のマイナーチェンジを実施…大型グリルと最新安全技術で進化
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 【波紋】金正恩、「平和統一の放棄」を正当化!中露に支持要請、プーチン氏は賛同…習近平の“答え”は?
  • 【マスク暴走】ロンドン“反移民”極右集会に異例登場!ビデオ演説で「左派は殺人の党」と過激罵倒
  • 【衝撃】チャーリー・カーク殺害容疑者、全米上位1%の奨学生…“挑発的言動への憎悪”が動機に
  • トランプの「無差別」関税を風刺したスウォッチの腕時計が大人気!

おすすめニュース

  • 1
    日本人観光客が起こした火災でソウル地下鉄から100人超が避難…原因は「モバイルバッテリー」

    ニュース 

  • 2
    台湾が中国出身配偶者に「国籍喪失」要求、中国は強硬拒否…揺れる両岸のはざまで立ち尽くす人々

    ニュース 

  • 3
    木の下敷きになった子犬を救った野生のクマ…直後に明らかになった衝撃の事実とは?

    フォトニュース 

  • 4
    「空も電気車時代」に突入!破産リリウム施設を継承した独ベリディオンが新型e航空機を加速開発

    フォトニュース 

  • 5
    ホンダ新型「CR-V」、スポーティに進化!2027年型レンダリング公開…300馬力級PHEV投入の可能性も

    フォトニュース 

話題

  • 1
    テスラ神話崩壊!米EVシェア「80%→38%」大暴落…フォード・GM・中国勢が王座に牙を剥く

    モビリティー 

  • 2
    【激震映像】故郷を奪われたゾウ、ショベルカーに猛突進!自然が文明に突きつける怒りの警告

    フォトニュース 

  • 3
    【IAA2025】ミュンヘン市街がモーターショー会場に…VW・メルセデス・BYDが最新EVと未来技術で激突

    フォトニュース 

  • 4
    健康にいいと言われた「マラソン」に挑戦したら…○○がんの発症率が高まるかも!?

    ライフスタイル 

  • 5
    「月曜と休日は心臓に良くない」最新研究が明かす“不思議な関連性”

    ライフスタイル 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]