
交尾期を迎えた“怪物級”の巨大グモ「タランチュラ」たちが米国で大移動、想像を超える光景に話題沸騰
ニューシスの報道によると、現地時間28日、USAトゥデイは、最近米国西部や南西部などで、隠れ家に潜んでいたタランチュラたちが、気温と湿度が上昇する晩夏の交尾期を迎え、徐々に地上に姿を現し始めていると伝えた。
特にテキサス州のタランチュラはすでに本格的な交尾期に入っており、テキサス南部の草原や砂漠地域で連日目撃されているという。
報道によれば、現在米国内には約29種のタランチュラが生息しており、その平均的な直径は約11.4センチ程度。
現地の専門家たちは、これらのクモが人間に危害を加えることはないと述べている。
カリフォルニア州立公園の環境科学者ダン・マッカミッシュ氏は「タランチュラは一般的に非常に温和で、生態学的にも価値のある生き物だ」と説明し、「ただし、触ろうとしたり、交尾を妨げたりすると噛まれる可能性がある」と警告した。
さらに「数万匹のタランチュラが一斉に地表に現れ、公園やキャンプ場を埋め尽くす光景に驚愕するかもしれないが、彼らはただの配偶者を探し求めて移動する若いオスたちだ」と述べ、「もし彼らがあなたのテントに入ってきても、あなたを襲うつもりなど一切ない――恐れず、ただ静かに見守ってほしい」と付け加えた。
マッカミッシュ氏によると、地上を移動している個体はメスのフェロモンを追うオスである可能性が高く、巣穴の中や入り口付近にいる個体はオスとの交尾を待つメスである可能性が高いという。
最後に彼は「米国在来のタランチュラは人間にとって脅威ではないが、過去にクモに刺されて重度のアレルギー反応を起こした経験がある人は注意が必要だ」と述べ、「細い棒を使って腹部の下をそっと叩けば、自ら移動するだろう」とアドバイスした。
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