
高速道路を走行中のバスで、隣に座っていた女性に対して不適切な行為を試みた20代の男に罰金刑が言い渡された。
事件は昨年8月4日、韓国の高速バス内で起きた。28歳の男Aは、隣の席で眠っていた20代女性Bの胸部に手を伸ばした。しかしBが目を覚ましたことで、行為は未遂に終わった。
Aは法廷で「Bの胸部が自分に何度も当たり、彼女が本当に寝ているのか確認しようとして手を伸ばしただけ」と主張したが、裁判所はこれを一蹴した。車内に設置された防犯カメラには、Aの言い分と食い違う行動がはっきりと記録されていた。
映像には、Aが手を伸ばす前にBの顔と胸元を凝視する様子や、顔ではなく胸部の方向に腕を伸ばす瞬間、そしてBがその手の接近に気づいて驚く様子が映されていた。
裁判所は「被害者が無防備な状態で眠っていた隙を突き、暴行と不適切な行動を同時に行おうとした奇襲的な行為」と認定。さらに「Bが目を覚まさなければ、実際に胸部に触れていた可能性が高く、実行の着手とみなすのが妥当」と判断し、500万ウォン(約53万円)の罰金刑を言い渡した。
判決後、Aは裁判所に控訴を申し立てたという。
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