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大谷翔平の異変、「打席に立った記憶がない」…過酷な酷暑で右臀部に痙攣、それでもバットは握り続けた理由

織田昌大 アクセス  

引用:gettyimagesKOREA
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7月31日、LAドジャースの大谷翔平がシンシナティで開かれたレッズ戦に先発投手兼2番打者として出場した。だが、この日を象徴するのは、投打の成績ではなく、彼の「異変」だった。

最速101マイル(約162.5km)を記録しながらも、3回51球で降板。安打5、四球1、三振4、失点2(自責1)。それでも問題視されたのは、5打数無安打という成績よりも、彼の体調だった。

1回から違和感は出ていた。前回登板に続き先制点を許し、2回にはヒットを重ねられ失点のピンチも。3回はようやく三者凡退に抑えたが、4回になって完全に崩れた。

先頭にヒットを許し、続く打者との対戦中に2度の暴投。まさかの四球で自らベンチにサインを送り、ロバーツ監督と短く話した後、静かにマウンドを降りた。予定されていた4イニングには届かなかった。

引用:gettyimagesKOREA
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一時は深刻な怪我の再発も疑われたが、5回表にベンチ前で姿を見せ、関係者の心配をひとまず払拭。診断結果は右臀部の痙攣。気温34度、湿度も高かったこの日のシンシナティは、脱水症状に苦しむ大谷にとって過酷な環境だった。

「昨日と今日の打席のことは、正直よく覚えてない。立って、終わって、戻ってきたって感覚だけ」と語る大谷は、「今日はなるべく下半身を使わずに投げた。悪く言えば、上半身だけで投げてた」と、極限状態での登板だったことを認めた。

初めて経験した臀部の痙攣に驚きつつも、「明日は休みだし、しっかり回復できれば予定通り投げられると思う」と次戦への意欲も隠さなかった。

ロバーツ監督は「8月7日のカージナルス戦での先発を予定している」と明かしたが、当然コンディション次第となる。だが、大谷の姿勢はその期待を裏切らない。

驚くべきは、投手としてマウンドを降りた後も打者として試合に出続けたことだ。

「守備はしてないし、接戦だったから打席での貢献が最優先だと思った」

右臀部に異常を抱えながらも、バットを握る手を止めなかった大谷。肩でも肘でもない──それが唯一の安堵材料だ。

脱水、痙攣、それでも二刀流を貫いた彼の姿勢が、7日再登板への道を切り開いている。

引用:gettyimagesKOREA
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織田昌大
editor@kangnamtimes.com

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