
イランで常習窃盗犯に対する「指切断刑」が執行された。
先月31日(現地時間)、AFP通信は、イラン司法部が運営するミザン通信の報道を引用し、西アゼルバイジャン州で窃盗前科のある3人の常習窃盗犯に対し指切断刑が執行されたと伝えた。
報道によれば、イランでは、盗難品の価値が一定以上で、かつ窃盗罪に関する特定の条件を満たす場合、身体切断刑が執行されるが、常習窃盗犯に対して身体切断刑が執行されるのは異例であるという。
常習窃盗犯に対する今回の「指切断刑」は、盗難品の返還に繰り返し応じなかったことが執行理由とされている。
ミザン通信は、もし彼らが盗難品の返還に協力していれば、法的な寛容措置や悔い改めに対する恩恵を受ける可能性があったと報じた。
先立つ6月にもイランのイスファハンで、窃盗容疑で有罪判決を受けた2人の窃盗犯に対して身体切断刑が執行されている。
一方、イランの身体切断刑は国際社会から非人道的な処罰かつ拷問に該当するとして批判を受けている。
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