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2025年08月20日水曜日
ホームトレンド【徴兵暴動】60代も徴兵へ…民間人が軍将校を集団襲撃、金属バットで車両破壊

【徴兵暴動】60代も徴兵へ…民間人が軍将校を集団襲撃、金属バットで車両破壊

引用:AFP通信
出典:AFP通信

ロシアとの戦争で兵力不足に苦しむウクライナ軍の将校らが、徴兵活動中に民間人から集団暴行を受けた。

3日(現地時間)、ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」によると、ムィコラーイウ州の募兵センターは同日の午後2時頃、バットと金属パイプで武装した正体不明の民間人らが、ブズケ(Buzke)地域で徴兵業務を行っていた徴兵将校と警察を襲撃し、車両を破壊したと発表したいう。

センター側は、当該将校が正当防衛の観点から合法的な非致死性兵器を民間人に向けて発砲したと述べ、この事件で複数の軍人と民間人が負傷したと伝えた。現地の警察は「事件の捜査が進行中」とし、「軍人の名誉と尊厳を侮辱したり暴力を振るったりする行為は、最大5年の懲役刑に処される可能性がある」と警告した。さらに「軍人に危害を加えた場合、最大12年の懲役刑に処される可能性がある」と付け加えた。

2022年2月24日に始まった戦争の長期化に伴い、ウクライナは深刻な兵力不足に直面している。これを受け、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は先月29日、「60歳以上の高齢者」の入隊を許可する法案に署名した。これにより、身体検査に合格した60歳以上のウクライナ国民は、1年間の技術支援などの非戦闘任務に従事する軍務契約を結ぶことが可能になった。

また、ウクライナ政府は昨年、徴兵忌避者に対する処罰を強化し、戒厳令下での動員年齢を従来の27歳以上から25歳以上に引き下げた。今年2月には、無利子の住宅ローンなどの優遇措置を提供し、18~24歳の志願者を対象に1年間の軍務に就かせる制度を導入した。

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