「なんて残酷な…」休暇中の高級リゾートで義理の娘を殺害未遂、9歳孫娘が必死に止めるも阻止できず

米フロリダ州の高級リゾートで休暇中だった60代の男性が、義理の娘をプールで溺死させようとした疑いで逮捕された。

7日付の『ニューヨーク・ポスト』によると、逮捕されたのは英国から休暇で訪れていたマーク・レイモンド容疑者（62）。孫に関する口論の末、義理の娘の頭を無理やり水中に押し付け、呼吸を奪おうとした疑いで取り調べを受けている。

当時プールにいた9歳の孫娘が、水中に飛び込んで母親を助けようとしたが、祖父の行為を止めるには力及ばず。最終的には、近くにいた宿泊客が警察に通報し、ようやくレイモンド容疑者は義理の嫁から手を離したという。

現在、レイモンド容疑者は暴行2件と第2級殺人未遂の罪で起訴されている。

事件が起きたのは、1泊800ドル（約12万円）のプライベートプールを備えた高級リゾート施設で、敷地内には人工岩壁やウォータースライダー、流れるプールなどもあり、観光客に人気の高い場所だった。

米国内で犯罪を犯した場合、国籍を問わず、その州の法律に基づいて処罰される。英国籍のレイモンド容疑者も、フロリダ州の刑法に従って裁かれることになる。

フロリダ州では殺人未遂は重罪とされ、最低15年以上の懲役が科される可能性がある。犯行の内容や被害者の状態によっては、終身刑に処されるケースもあり、さらに1万ドル（約150万円）以上の罰金が科される可能性もある。