60代米国人、ティラミスに不満… 洋菓子店店長を凶器で脅し罰金刑
米国籍の60代男性が、注文したティラミスの味が気に入らないとして洋菓子店の店長を凶器で脅迫する事件が起きた。この男性は裁判所から罰金刑を言い渡された。

昌原(チャンウォン)地裁刑事7単独のイ・ヒョンジュ判事は15日、特殊脅迫の罪で起訴されたA氏(60代)に対し、罰金約21万3,000円を言い渡したと明らかにした。
A氏は韓国に長期滞在している米国人で、昨年5月、慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キメし)の洋菓子店で注文したティラミスに不満を抱き、店長を凶器で脅したとして起訴されていた。
凶器を使った脅迫と裁判の経緯
事件当時、A氏はティラミスの味に納得できず、30代の店長B氏を呼び出し、「米国で食べたティラミスとはまったく違う。これが本物なら自分の指を切ってもいい」と言い放ち、ポケットから取り出した凶器を突きつけた。この行為は特殊脅迫罪に当たり、法的処罰の対象となった。
検察は当初、A氏に対し罰金約21万3,000円の略式命令を下したが、A氏が不服を申し立て正式裁判を請求。しかし裁判所は「略式命令の前後で事情の変化はなく、事件の経緯や犯行の動機、手段や結果を総合的に考慮すると、罰金刑が過度に重いとは言えない」と判断し、既存の罰金刑を維持した。
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