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2025年08月22日金曜日
ホームトレンド「俺は女だ」ドイツの男の一言で → 女子刑務所へ…性的少数者差別で実刑の極右活動家の暴挙

「俺は女だ」ドイツの男の一言で → 女子刑務所へ…性的少数者差別で実刑の極右活動家の暴挙

ドイツで性的少数者に対する差別的発言で実刑判決を受けた極右活動家が、性別を変更し女子刑務所に収監されることとなり、論争を呼んでいる。

20日(現地時間)、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)』などによると、極右活動家マルラ・スヴェニャ・リービヒ(53歳)は、ザクセン州ケムニッツの女子刑務所から服役通知を受けた。

引用:マルラ・スヴェニャ・リービヒのX(旧:Twitter)アカウント
引用:マルラ・スヴェニャ・リービヒのX(旧:Twitter)アカウント

リービヒは、性的少数者を「社会の寄生虫」と非難した容疑などで2023年7月に一審で懲役1年6か月の判決を受け、5月に刑が確定した。

その後、裁判中に性別を男性から女性へ変更した。昨年11月に施行された「性別自己決定法(自己申告により法的性別を変更できる新法)」の抜け穴を利用したものとみられている。

同法は14歳以上であれば行政手続きのみで性別と名前の変更を認め、性別適合手術や精神科医の診断、裁判所の判断を不要とした。人権保護を目的とした法律だが、性的マイノリティを嘲笑する手段として悪用したとの批判が出ている。

男性名「スヴェン」から女性名「スベニャ」に変更し、髭を残したまま口紅とイヤリングを着用した。本人は自らを「政治的迫害を受ける女性人権活動家」と主張した。

女性刑務所への収監が決定すると、「他の受刑者の安全のため、独房に収容すべきだ」との声が上がった。これに対しリービヒはSNSで「独房収容は拷問だ」と述べ、「私は生まれながらの完全な女性だ」と反論した。

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