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「ウォーキング・トールの英雄は妻殺しの犯人だった!」58年ぶりに暴かれた衝撃の真実

望月博樹 アクセス  

引用:ニューシス

映画『ウォーキング・トール』の実際のモデルとされる元保安官が、実は自身の妻を殺害した犯人だったという衝撃的な事実が、58年ぶりに明らかになった。

ニューシスの報道によると、現地時間先月31日、米紙ニューヨーク・タイムズは、米国テネシー州マクネリー郡検察がビュフォード・パッサー元保安官を、1967年に発生した妻殺害事件の犯人として起訴したと伝えた。

パッサー保安官は既に1974年の交通事故で死亡している。検察は今回の起訴について「法と正義の歪んだ象徴を正すための措置」だと説明した。

パッサー保安官は1964年から1970年までマクネリー郡で勤務し、密造酒、違法賭博、売春の取り締まりに尽力した。

彼はつるはしでスロットマシンを破壊し、犯罪組織と正面から対決する強硬な法執行で注目を集めた。

この話をもとに1973年に映画『ウォーキング・トール』が制作され、2004年にはドウェイン・ジョンソン主演のリメイク版も公開された。

しかし、テネシー州捜査局は2022年から未解決事件の再調査の一環として、パッサーの妻の死亡事件を再検討し始め、従来の捜査結果と正反対の決定的証拠を発見した。

1967年8月12日、パッサー保安官は自分と妻が田舎道で銃撃を受け、妻が死亡し自身が重傷を負ったと証言した。

当時の捜査はパッサー保安官の証言をほぼそのまま受け入れ、事件は迅速に終結したものの、今回の再調査では、捜査官がポーリン・パッサー氏の遺体を発掘し、改めて検死を行った。

救急医学専門医で検視官のマイケル・ルボー博士は、様々な状況証拠から「ポーリンが車外で銃撃を受けた後、車内に移された可能性が高い」と判断した。

また、パッサー保安官の頬に残る銃創も、遠距離からの射撃ではなく近距離からの射撃の痕跡であり、自作自演の可能性が高いという分析が出た。

弾道学の専門家エリック・ウォーレン博士は、「物理的証拠から、犯行現場が明らかに操作されたことが示されている」と述べた。

さらに、ポーリン氏の頭蓋骨損傷部位は、当時車内で撮影された写真と一致せず、車のボンネットに付着した血痕もパッサー保安官の証言と矛盾していると指摘された。

検察は今回の再調査過程で家庭内暴力の兆候も発見した。

ポーリン氏の鼻骨が折れた状態で治癒した痕跡があり、これは生前に繰り返し暴力を受けていた可能性を示唆している。

テネシー州第25司法地区のマーク・デイヴィッドソン地方検事は、「ポーリンとその家族に真実を伝え、58年を経ても正義は必ず実現されるべきだというメッセージを届けたい」と述べ、「真実は重要であり、正義は遅くとも必ず達成されなければならない」と強調した。

望月博樹
editor@kangnamtimes.com

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