
ベネズエラで開催された国際サイクリング大会のゴール直前に、警察のバイクがコースへ侵入し、選手たちが次々と転倒するという衝撃的な事故が発生した。観客が見守る中での衝突は、大きな衝撃を与えた。
11日(現地時間)、アルゼンチンのメディア「Infobae」などの報道によると、10日にベネズエラで開催されたロードレース「ブエルタ・ア・ベネズエラ」において、選手団を警護していた警察のバイクが突如として競技コースに進入し、複数の選手と衝突した。当時、選手たちはゴール直前で最後のスパートをかけていた。

衝突の衝撃で、一部の選手は宙に舞い、路上に叩きつけられる事態になり、現場は瞬く間に混乱に陥った。後続の選手たちは事故現場を避けレースを継続したが、衝突に巻き込まれた選手は激しい痛みにより、やむなくレースを中断せざるを得なかった。現地メディアによれば、この事故で計5名が負傷し、そのうち3名が選手、残り2名が警察官とレース審判であったという。
負傷者全員が病院に搬送され、精密検査を受けたものの、大会主催者側は負傷者の詳細な状態や回復の見通しについて、未だ公式な発表を行っていない。事故の原因や安全管理の不備についての批判も高まっている。
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