幼少期に母親から性的な被害を受けた男性 「実の弟の父親は自分か?」という衝撃の告白

米国で、幼少期に母親から性的な被害を受けた男性が、裁判所の判決により実の弟の「法的な父親」と認定されるという事例が報じられた。
英紙『デイリー・メール』(2023年9月25日付)によると、ローガン・ギフォード氏(26)は最近、16歳の弟に対し親子関係確認訴訟を起こした。彼は、自身が母親から不適切な行為を受けていた期間に弟が誕生したのではないかと疑っていたという。
しかしDNA検査の結果、ギフォード氏と実父の双方が弟と99.9%の遺伝子一致率を示し、父親を特定できない事態となった。弁護士は「これ以上の精密検査は不可能だとの通知を受けた」と説明している。
裁判所も「DNA検査では父親を最終的に決定できなかった」と認めたものの、「この件に関与する意思を示したのはローガン氏のみ」という点を重視し、弟の「法的な父親」としてローガン氏を認定した。判事は、実父が訴訟参加を拒否したことに触れ、「本人が望まない以上、父親とすることはできない。これが唯一の解決策だ」と述べた。
この日、裁判に出廷した母親は「夫が父親だと疑ったことはないが、精神的にも肉体的にも苦痛が大きく、これ以上この件に関わることはできない」と述べ、争わない姿勢を示した。
判決後、ローガン氏は「私のような性的被害の経験者だけでなく、この状況を望んでいなかった弟にとっても、ようやく決着がついた」と語り、自らの経験を公表することで同様の立場にある人々に勇気を与えたいと話した。
ローガン氏は16歳の時、10歳から母親から不適切な行為を受けていたと訴え、母親は未成年者への性的な加害および家族間での不適切な行為の罪で起訴された。母親の収監後は一貫して弟の世話をしており、「弟に対して責任を感じている」と述べている。実父が養育を放棄した後は、すでに弟の暫定的な保護者としての役割を果たしてきたという。
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