
24日朝、東京・江戸川区でパトカーが歩道に乗り上げ、マンションの植え込みに突っ込む事故が起きた。幸い、警察官や通行人にけがはなかった。
事故は午前6時20分ごろ発生した。江戸川区東葛西の路上から「事故を起こしてしまいました」と、葛西警察署の警察官から署に連絡が入った。現場では、パトロール中のパトカーが歩道に乗り上げ、車止めやマンションの植え込みに衝突して止まっていたという。
衝突の衝撃でパトカーの前部は大きく損傷し、植え込みの一部も倒されたが、乗車していた男性警察官2人にけがはなく、歩行者や周辺住民への被害も確認されていない。警察によると、事故当時の現場は片側2車線の直線道路で、交通量は少なかったという。
目撃した住民は「サイレンの音が聞こえた直後に『ドン』という音がして、外を見るとパトカーが植え込みに突っ込んでいた」と証言。事故後、警察が現場を規制して詳しく調査したが、道路や歩道にブレーキ痕は見つかっていないという。
警視庁は、運転していた警察官のハンドル操作ミスや前方不注意が原因だった可能性もあるとみて、車両の損傷状況や現場の防犯カメラ映像を分析し、詳しい経緯を調べている。
事故現場は東京メトロ葛西駅からほど近い住宅街で、通勤時間帯の直前だったこともあり、近隣住民からは「朝の時間で人が多かったらと思うと怖い」と不安の声が上がっている。














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