
裁判所はソウルの森の遊歩道に火をつけた後、逃走したロシア人観光客に執行猶予付き懲役刑を言い渡した。
30日、法曹界によるとソウル東部地方裁判所刑事合議12部(裁判長 イ・ジョンヒョン)は一般物件放火の容疑で起訴されたロシア国籍のA被告に懲役6ヶ月、執行猶予1年を言い渡した。
A被告は6月11日午後4時頃、酒に酔った状態でソウルの森の遊歩道を歩いていた際、地面に積もったポプラの花粉にライターで火をつけたことが明らかになった。
彼は火が広がると通報せずに逃走し、この火災により公園の敷地約500㎡が焼け、火災は1時間後に鎮火された。火災当時、近隣の中・高校生らが避難する騒ぎも起きた。
現場鑑識の結果、当時遊歩道には花粉が厚く積もっており、周囲に落ち葉や雑草も多く、火種一つで火災が拡大する可能性があったことが確認された。
裁判部は「被告は花粉に火がつくことをよく分かっていたにもかかわらず、好奇心から火をつけたため放火の故意を認めることができる」と述べた。さらに「被告は周囲の花粉や雑草などにより火が広がる危険が大きいことを認識しながら119などに通報せずに現場を離れた」とし、「公共の安全と平穏を害する放火を犯した被告の罪責は軽くない」と判示した。













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