
中国のキッズカフェで、3歳の幼児がタピオカ入りドリンクを飲んだ直後に窒息して死亡する事故が発生した。
事故後、中国のSNS上では店舗側と保護者の責任を巡って論争が続いている。
香港英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」によると、10月24日、中国浙江省臨海市のショッピングモールで撮影された監視カメラ映像が公開された。
映像には、母親が購入したタピオカ入りドリンクを一口飲んだA君が、キッズカフェ内のトランポリンで跳躍中に突然倒れる様子が映っていた。
母親は直ちにハイムリッヒ法を実施して気道の確保を試みたが、A君は意識を回復しなかった。緊急搬送先の病院で死亡が確認され、死因はタピオカ入りドリンクに含まれていたタピオカによる気道閉塞、すなわち窒息だった。
A君が口にした直径10ミリのタピオカは幼児の気道を塞ぐ危険が高く、粘性の強い性質のため除去が困難だと専門家は指摘した。
A君の父親は映像を公開し、タピオカ飲料店およびショッピングモール側に責任を問う姿勢を示した。リー氏は、店内に「子どもへの注意」表示がなく、キッズカフェの従業員も飲食物の持ち込みを制止しなかったと批判した。
一方、映像の公開後、A君の両親に対する批判も高まった。父親が指摘したタピオカ飲料店の公式サイトには「当店のタピオカ入り飲料は3歳未満の子どもには適さない」と記されていた。にもかかわらず、飲料を購入したのは保護者自身であり、その後A君をキッズカフェで遊ばせていたことが確認された。
ネット上では、「幼児にタピオカやグミ、もち米を与えるのは危険で、常識的に避けるべきだ」との意見が相次いだ。多くの利用者が、遊びながら飲食させていた保護者の責任がより重大だと批判した。













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